2015年12月、スターウォーズの新作『エピソード7 / フォースの覚醒』が公開される! 2015年はまさにスターウォーズイヤーである。
そんななか、最近公開されたファンメイドのスターウォーズ動画が話題となっている。その動画はなんと手描きのアニメ! スターウォーズを80年代アニメ風に描いたものなのだ。
それだけでも興味深いものだが、なんとストーリーは帝国側の視点から見たものだという。うわぁ、そんなの見るしかないじゃない!! さっそく動画「TIE Fighter – short film」で確認だ。
・帝国視点の『TIEファイター』
タイトルの「TIEファイター」とは、ご存知のとおり銀河帝国の宇宙戦闘機だ。動画には、次々と母船から出動するTIEファイターが映し出されている。
大量投入されているので、本編ではどうしても “その他大勢” になりがちなTIEファイター。しかし、このアニメに登場するパイロットたちは、一人一人その目に誇りがあふれており、つい感情移入してしまう。本編では敵なんだけど……応援したくなっちゃうぞ!
・まさに80年代アニメ! マクロスやガンダムを思わせる作風
また、アニメーションのクオリティもハンパない。80年代のガンダムやマクロスの風味をバリバリに残しつつ、さらにそれをブラッシュアップさせている。作り手の、ジャパニーズアニメーションへの並々ならぬ愛情が垣間見えるのだ。
・ネットの声
動画は公開から1日で再生回数100万回に迫る勢い! 多くのスターウォーズファン、アニメファンから絶賛のコメントが寄せられている。
「アメイジング!!」
「なんてこった! 死ぬほど素晴らしいじゃないか!?」
「なんてクールなんだ……本当にありがとう!」
「マクロスみたいでカッコイイ!!」
「音楽もカッコイイね、映像にすごくマッチしてるよ」
「ディズニーはこの続きを作るべきだ」
・4年間、週末をやりくりして制作
この動画を公開したのは、海外のアニメーター、ポール・ “オタキング” ・ジョンソンさんだ。ポールさんは週末を使ってコツコツと動画を制作。この約7分半のアニメを完成させるのに4年の歳月を費やしたそうだ。
また、彼が公開しているのは動画だけではない。“オフィシャルポスター”、そして設定やストーリーが細か~く記された設定資料集など、ガチな資料が山のように公開されているのだ。壮大すぎやろ!? その資料を見ていると、今回の動画はほんの序章にすぎないのかもと期待してしまう。続きの制作はありうるのだろうか? 是非ともポールさんの熱い気持ちを具現化してほしいぞ!
参照元:YouTube、『TIEファイター』設定資料(中国語)、boing boing
執筆:沢井メグ
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▼こちらがその動画だ! 画質をHDに、大画面で視聴することをオススメするぞ
▼こちらは、ポスタービジュアル&テーマ曲。めちゃめちゃカッコイイ!!