これまで2本の動画を制作して、シーンが作品にどう影響を与えるかを検証してきた実践シリーズ。最初の作品は日本海を舞台に、そして2作目は雨降りのシーンを取り入れて、どうでもいいことがシリアスになることについてお伝えした。
この動画シリーズが意外にも好評なので、調子に乗って第3弾を制作した。今回は「網走を舞台にするとどうでもいいことがシリアスになる」と題して、壮大な映像を撮影することに成功したぞ。朝焼けに染まる網走の空、そしてはるか向こうに見えるオホーツク海に感動すること間違いなしだ!
・オホーツク海と半島を望む
今回撮影した場所は、北海道網走市にある民宿「いもだんご村」とその周辺だ。ここに宿泊するまで、どのような民宿なのか全然わからなかったのだが、立地は最高である。市街地から少々離れているものの、オホーツク海と知床半島を望む丘陵にあったからだ。
・朝日の光
ぜひとも今回は日の出を撮りたいと思い、朝5時半頃に宿の目の前にある丘を登ると、雲の切れ間を割ってまばゆい朝日が輝いて見えた。その光が丘陵だけでなく、見渡す限りすべての視界を照らし出し、この地上に朝をもたらしている。
・世界が輝く
その光に残雪が輝き、世の中のすべてが美しく光り輝いているようだった。時折激しく吹きすさぶ風も、その瞬間だけ止まったように感じられたのである。本当に美しい朝焼けの景色。それの一部でもカメラにおさめることができ、本当によかったと思っている。
もしも網走を訪ねる機会のある人は、美しい朝焼けを撮影することをおすすめしたい。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼3作品目となる佐藤監督作品。今回初めて台詞を発するところも注目
▼撮影場所となった民宿「いもだんご村」から見た日の出
▼日の出と同時に月を見ることもでき、幻想的であった
▼ちなみに、いもだんご村はとても良い宿だった