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スポーツは勝負事である以上、勝敗がつく。しかし、何が何でも勝てばいいかといえばそうではなく、重要なのはそこまでのプロセス。スポーツマンシップに則(のっと)ったプレーがあるからこそ、応援もしたくなるものである。

そこで今回は、フェアプレーにまつわるひとつの動画「Top 10 Moments of Fair Play and Respect」をご覧いただきたい。内容は、海外ユーザー・Peradzeさんが選ぶ『サッカー界で起きたフェアプレー&リスペクト大賞ベスト10』だ。

【海外ユーザーが選ぶサッカー界で起きたフェアプレー&リスペクト大賞ベスト10】

10位:カルレス・プジョル

まずはスペイン代表、そしてFCバルセロナでキャプテンとしてチームを支えたプジョルがランクイン。自身が突き飛ばされ、仲間が激高するが、それを制止。体を張って、試合を荒れないようにコントロールした。

9位:クリスティアーノ・ロナウド

2011年5月10に行われた試合で、観客にボールをぶつけてしまったクリスティアーノ・ロナウド。試合後に駆け寄って、ユニフォームをプレゼントした。そのおじさんが少女のような表情になったシーンを覚えている人も多いのではないだろうか。

8位:SKブラン

続いてはノルウェーのSKブランというクラブがランクインだ。キーパーのミスによって思いもよらぬ得点が入るが、SKブランはディフェンスをすることなく、1点を献上。元の条件に戻して、試合を再開させた。

7位:オリバー・カーン

2000〜2001年のチャンピオンズリーグ決勝は、延長戦でも決着がつかずPK戦に突入。結果、バイエルン・ミュンヘンが勝ったが、同クラブ所属のカーンは、優勝を喜ぶよりも先に敗北して泣き崩れる相手GKのもとへ駆け寄った。

6位:ロナウジーニョ

ピッチに乱入してきた少年に抱きつかれるなど、人気の高いロナウジーニョだが、ファンを大切にする姿勢もプロの振る舞い。動画では、体の不自由なファンへユニフォームをプレゼントするシーンが収録されている。

5位:モルテン・ヴィーゴルスト

判定を間違えたことでPKが与えられてしまうも、ヴィーゴルスト選手は故意に外して試合再開。スポーツマンシップに則った行為であり、お互いにタッチしているところもまた美しい。

4位:シェフチェンコ

ピッチに乱入したファンが警備員によってつまみ出されようとするが、強引な手法に待ったをかけたのがシェフチェンコ。「そこまでしなくていいだろ」と言わんばかりに優しく自分のもとへ抱き寄せた。

3位:クローゼ

W杯カップの通算得点王であるクローゼは、フェアプレー精神もさすがだ。自身の手に当たってゴールの判定となるも、自己申告して得点は取り消しとなった。もちろん、この行為には称賛の声が上がった。

2位:アーロン・ハント

こちらも3位同様、審判に自己申告するというスポーツマンシップに則ったプレー。ハント選手はペナルティーエリア内で倒されたように見え、一度はPKとなったが、すぐに転んだと申告した。

1位:ヤバ・カンカバ

そして1位は、対戦相手の危機に迅速な応急処置を施したヤバ・カンカバ。危険を察知すると、すぐさま救護。敵味方関係なくとっさにとった行動は、覚えている人も多いだろう。

……以上が、海外ユーザーが選ぶサッカー界で起きたフェアプレー&リスペクト大賞ベスト10だ。やはりスポーツを見る上で感動し、賛辞を贈りたくなるのは、フェアプレーの精神があってからこそ。それを改めて教えてくれる動画となっている。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし