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中華料理における超高級食材のひとつ、上海蟹（シャンハイガニ）。身は少ないものの味噌はまったりと濃厚で、一度食べたら病み付きになってしまうほど狂おしいウマさだという……食べたことないけど。冬が訪れるたびに「上海蟹め、いつか食ってやるぞ！」と悶々としていたとある日のこと。

たまに出かける庶民派中華料理店で「上海蟹味噌 土鍋煮込麺」なるメニューを発見！　しかも1280円!!　ラーメンとしては高い気もするが、それで上海蟹がどんなもんか感じられるならば考えようによってはお得やないか!?　というわけで、はじめての上海蟹を味わってみたぞッ!!

・庶民派中華料理店「海上海」

大きさにもよるが1杯3000円することもザラにある上海蟹。「一度食べてみたい」とは思いつつも、庶民丸出しの筆者はそもそも高級店に行く勇気がない。専門店まで出向き、そこまで大きくない上海蟹を「1杯だけお願いします」とは口が裂けても言えないのだ。

その点、今回「上海蟹味噌 土鍋煮込麺」を発見した東京は根津の海上海（ハイシャンハイ）は、筆者でも心置きなく入れるお店。週末は家族連れでにぎわい平日のランチも780円ほどと、気軽に利用できて地元の人に愛される庶民派中華料理店である。

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・土鍋でマグマのようにグツグツ

オーダーした「上海蟹味噌 土鍋煮込麺」を一言で表せば、「土鍋に入った・上海蟹スープの・ラーメン」だ。先述したように価格は1280円。上海蟹が味わえると考えれば破格であるが、こちらのお店にしては高級な部類に入る……！　一体どんな料理が出てくるんだー!!

やがてやってきた「上海蟹味噌 土鍋煮込麺」は、とろみがかった中華あんがグツグツとマグマのように煮えたぎっている……！　つやめく黄土色は上海蟹の味噌なのか!?　ダイレクトに食べるのはあまりに危険なので、器によそってから一口食べてみると……！

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・優雅で高貴な味わい

あれ……？　薄い？　――と思ったのも束の間、蟹の旨味がジワジワと口いっぱいに広がり始めた！　麺は一般的な中華麺であるが、スープは庶民では滅多に味わうことが出来ない高級店の味!!　あれや！　結婚式などでちょっとしか出てこない高級中華スープの味や!!

カップ焼きそばのような食べた瞬間のインパクトはないものの、いつまでも飲んでいられるような優雅で高貴な味わいは、さながら貴族の晩餐気分を楽しめる。目を閉じればユーラシア大陸を悠然と流れる長江がまぶたに浮かんでくるようだ……！

上海蟹を食べたことがない筆者は、それが上海蟹の味であるかはイマイチわからなかったが、激ウマだったことは間違いない。上海蟹が出回っている時期だけの限定メニューだから、気になる人はお早めに！

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名：上海家庭料理「海上海」
住所：東京都文京区根津2-29-3
時間：ランチ 11:00～14:30 / ディナー 17:00～23:00
休日：なし

Report：P.K.サンジュン
Photo：RocketNews24.

▼アツアツだから器によそって食べよう。
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▼スープがヤバい！　一滴も残すことなかれ!!
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▼ランチにはデザートが付いてくるぞ。
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▼この時期だけの……
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▼「上海蟹味噌 土鍋煮込麺」をお見逃しなく！
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