2014年後半に騒ぎになったことのひとつに、食品の異物混入問題がある。即席焼きそば「ぺヤング」を製造しているまるか食品は、同年12月11日に全商品の生産を休止する事態となった。食品メーカーにとって、同様の問題が起きる可能性はゼロではない。
年明け早々に、日本マクドナルドに異物混入問題が発生していたことが判明した。共同通信社が伝えるところによると、青森県三沢市で販売されたチキンマックナゲットのひとつに、ビニール片のようなものが混入していたことが判明。マクドナルドは2015年1月5日にポテトの全サイズ提供を再開したばかりだというのに……。
・タイの工場で製造
共同通信社によると、ビニール片の混入が判明したのは、1月3日のこと。同日夜にナゲットを購入した男性が、ビニール片の混入に気付いたようである。この商品はタイの工場で製造されていることが明らかになっており、すでに同じ工場で製造されたナゲットの提供を中止することが発表されているという。
・出足からつまづく
マクドナルドはポテトの安定供給が困難になり、2014年12月15日にマックフライポテトをSサイズのみで提供することを発表していた。1月5日から全サイズが復活し、幸先の良い年明けを迎えるはずだったのだが、今回の問題が発覚。2015年の出足からつまづいた格好である。
一体どうしてビニール片が混入してしまったのだろうか? 速やかに原因が究明されることを願うばかりだ。
参照元:Twitter @kyodo_official、日本マクドナルド
執筆:佐藤英典
青森県のマクドナルドのチキンナゲットに異物が混入していた問題で、日本マクドナルドは5日、タイの同じ工場で作られたナゲットの提供を中止することを明らかにした。 #番外 @kyodo_official
— 共同通信公式 (@kyodo_official) January 5, 2015