いろいろなジャンルの映画があるが、見た後にスッキリとした爽快感を与えてくれるのがアクション映画だ。ド迫力のアクションシーン、鍛え抜いた肉体を武器に襲い来る敵を次々と倒す主人公たち……男でもホレボレしてしまうほどかっこいい! 記者(私)はアクション映画が大好きなのである。
これまでに数多くのアクション映画が公開されており、どれが一番面白いかは迷うところ。しかしながら、2014年公開のアクション映画『フルスロットル』は間違いなく面白い! 記者はすでに映画館で同映画を鑑賞ズミだが、12月17日 ブルーレイ&DVDセット発売・レンタル開始/デジタル・レンタル配信開始だというし、もう一度見たい!
だけど、だけど、せっかく面白いのだから、今度はもっともっとアクションシーンを楽しみながら見たい! そこで、大胆にも世界中で活躍するパルクールパフォーマーのZENさんに『フルスロットル』の魅力を聞いてみることにしたぞ!
・『フルスロットル』ってどんな映画なの?
アクション映画『フルスロットル』は、「ワイルド・スピード」シリーズでお馴染みのポール・ウォーカー最期の主演作である。ポール・ウォーカーは2013年11月、交通事故のため40歳の若さで亡くなっており、彼の華麗なアクションを見られる最期の主演作である。
主人公のダミアンをポール・ウォーカー、パートナーのリノを「パルクール」で知られるダヴィッド・ベルが演じ、究極の身体能力を活かした “無重力=ゼロG” アクションを披露している。腕利き潜入捜査官のダミアンがリノと協力して、敵であるトレメイン一味と闘うというあらすじだ。
・「パルクール」って何なの?
「パルクール」というのは、特別な道具や物を使うことなく、人工物や自然の障害物をクリアして効率的に移動する方法。つまり、自分の肉体を駆使してビルからビルへと飛び移ったり、道なき道を進んだりするのだ。フランスで発祥し、同作に出演しているダヴィッド・ベルが共同創始者だという。
・ZENさんに聞く『フルスロットル』の魅力
そんな「パルクール」のパフォーマーとして、絶大な人気を誇るのがZENさんである。ZENさんによると『フルスロットル』の魅力はやはり、ダヴィッド・ベルの見事な「パルクール」にあるそうだ。
「この映画のすごいところは、CGやワイヤーをほぼ使わず、生身の人間がアクションシーンを体当たりでやっているところ。ダヴィッド・ベル自身が “純粋な移動手段” としての『パルクール』のルーツとなる人物です。今、パルクールシーンは徐々にパフォーマンスや表現の部分に重きを置きつつあるんです。だけど、もともとの彼のスタイルである『ドロップ』がやっぱり素晴らしい。『ドロップ』というのは、飛び降りて着地するテクニックのこと。この映画の中でも目にすることができるのですが、どんな環境下でも的確に衝撃を逃がせる場所にリラックスして落ちる。ダヴィッド・ベルの『ドロップ』だけでも、一見の価値があります」(ZENさん談)
・ZENさんがおすすめするアクションシーンBest3
「『フルスロットル』を見て、体を動かす楽しさを感じてもらえれば」と語るZENさんに、おすすめのアクションシーンBest3を教えてもらったぞ!
1位:序盤のドアを突き破るシーン
「特に、ドアを突き破った瞬間を最高です! これからどうなるんだろう? という期待と、ダミアンが敵を蹴り返すという意外性。何度見ても飽きないシーンです」(ZENさん談)
2位:ダミアンが「パルクール」前に歩数を測るシーン
「これは、『パルクール』を知っている人なら唸る場面。歩数を測ることで、自分の移動できる限界を測っているんです!」(ZENさん談)
3位:敵の体を使ってバク転するシーン
「インパクトがすごい! 確かに、この状況でどうにかしようとするとコレしかないけれど、すごい身体能力です(笑)」(ZENさん談)
ちなみに、ZENさんによると「ダヴィッド・ベル級の肉体になるためにはとんでもないトレーニングが必要。肉体だけではなく精神力も鍛えないといけないし……気が遠くなります(笑)」とのことだった。たぶん、記者はダヴィッド・ベル級の肉体にはなれないので、せめて素晴らしい「パルクール」をもう一度、見たいと思う!
参照元:フルスロットル
(C)2013 EUROPACORP – BRICK MANSIONS PRODUCTIONS INC.
発売元:アスミック・エース、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
▼「フルスロットル」の魅力を語るZENさん
▼「体を動かす楽しさを知ってもらえれば!」とZENさん
▼ほかにもかっちょいいアクションシーンが満載!
▼12月17日 ブルーレイ&DVDセット発売・レンタル開始/デジタル・レンタル配信開始の「フルスロットル」だ!