人間だれしも心の中だけで「実はオレって……ちょっとだけ●●(←有名人)に似てるよなァ」と思うことがあるはずだ。ふいに誰かから「●●に似てますね」なんて言われると、「そっ、そんなことないですよぉ! んもォ〜☆」と否定しつつも心の中ではバンザイ三唱、今晩のメシは赤飯に決定という喜ばしい気持ちになる。
そんな「●●に似てますね」を、最先端の顔認識技術を使って機械的にやってくれるのが、中国のMegvii社が公開している『Face++』である。サイトに行って、自分の顔写真画像をアップロードするか、Webカメラで顔写真を撮るだけで、“自分に似ている有名人がズラズラっと8人表示される” という……。さっそくやってみたぞ!
・スマホにも対応だけど横向きで自撮りしよう
まずトップバッターは私(GO羽鳥)である。Webカメラ付きのPCを使っていれば、Webカメラでそのまま撮れるから楽チンであるが、iPhoneなどのスマホでもサービスの恩恵は受けられる。iPhoneだったら『↑』みたいなボタンを押して、「写真を撮る」か「フォトライブラリ」を選択すればOKだ。
なお、スマホで自撮りする際は、スマホを横向きにして撮影すること。縦向きのまま写真を撮ると、90度回転した写真がアップされてしまい、認証不可となるからだ。また、メガネは極力はずしたほうが良い。目が隠れていると、これまた認証不可となる。
・どうも納得がいかない
そんなこんなで、ちょっとオメカシをしつつ、パソコンのWebカメラでパチリ☆してみると……おお! ズラズラッと8人の有名人が表示されたではないか! ほとんど全員アジア系で、なぜか2枠を使って香港の俳優「ダニエル・ウー」を推してきているので、おそらく私はダニエル・ウーに似ているということなのだろう。
しかし……どうも納得がいかない。一体どうしてジョニー・デップが出てこないのか。この最先端技術、プログラム的にバグがあるのではないだろうか? 壊れてる?
ということで、もう一度Webカメラに向かって全力でジョニー・デップ顔をしつつパチリ☆してみたのだが……今度はツルッパゲの香港俳優「ディッキー・チョン」を2つも推してきた。おっかしいなァ、壊れているのかなァ。どうも納得がいかない。
・ヤツはしかたなくディカプリオを出してきた
その後もしつこく、わざわざヒゲを描いてパチリして「ジョニーを出せ」と脅迫しまくったのだが、『Face++』が出してくるのはアジアの映画スターばかりだった。かろうじて何回目かでレオナルド・ディカプリオを出してきたので今回は許してあげるが、どうもこの最先端技術は詰めが甘いと言わざるを得ない。
ちなみに和才記者は中国のベテラン俳優「林永健(リン・ヨンジェン)」をダブル推し。ヒムロック佐藤記者にはダブル推しはなかったものの、最も近い番号「1」に表示されていたのは、台湾で活躍する中国出身の女性歌手、黄雅莉(ホアン・ヤーリー)という意外な結果に。
そして沢井メグ記者に対しては、冬ソナでも有名な韓国の大女優「チェ・ジウ」をダブル推し。その結果を見て、すかさず「わぁ、ケリー・チャンも入ってる! わぁ! ほらここに!!」とチェ・ジウ以外の大女優まで見つけ出し喜んでいた。きっと沢井記者の今晩のメシは、本村米(もとむらまい)での赤飯だ。
参考リンク:Face++
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼わさい記者の結果は順当か
▼顔が傾いているけど、ちゃーんと認識されているヒムロック佐藤
▼4と8でチェ・ジウ推し! その結果に大喜びしていた沢井メグ記者
▼わざわざヒゲを描いたのに……
▼ジョニー・デップは出てこなかった
▼サン兄まで出したのに俳優「ディック・ウェイ」は出てこなかった
▼これなんて7番目にキョンシーみたいなのが入ってきてる
▼やべえ! フィルさんヤベエ! ブラピ3推し!!
▼「大沢たかおが出るまでやめない」とつぶやいていたP.K.サンジュン