業務時間外に上司からメールが来ていたら、あなたはどう思うのだろうか? ウゼェエエエエ! マジでウゼェエエッ!! 「件名:ちょっと聞きたいことがあるんだけど」、明日にしろやコラッ! とブチ切れるという人もいるかもしれない。最近はLINEでメッセージを寄越す上司もいるだろう。部下の立場からすれば、急ぎであることはわかるのだが、明日にして欲しいというのが本音である。
ドイツは最近になって、18時以降の業務メールを禁止する法案を検討しているというのだ。早ければ2016年に施行されるかもしれない。うらやましいッ!! めちゃくちゃうらやましいッ! 日本もこれに習って、速やかに検討して頂きたいものであるッ!
・1日平均でプラス5時間
スマートフォンの登場により、我々はいつでもどこでも24時間、仕事の内容のメールを確認できるようになった。最近の研究によると、これにより会社員の1日の就業時間に、さらに5時間を加えている状況なのだとか。
・ドイツが世界初となるか?
ドイツのアンドレア・ナーレス労働大臣が依頼した研究では、恒常的にメールに接している労働者と、精神的な不健康には関係性があるとわかっている。「常にメールを受け取れる状態と、精神病の増加には、否定できない関係がある」と結論付けており、2016年をめどに業務メールにアクセスすることを、禁止する法案を検討しているそうだ。もしも可決すれば、世界で最初の事例になるだろう。
・日本はどうなる!?
ちなみにフランスでは今年、労働者が18時以降スマホの電源をオフにする法案が可決しているそうだ。このことを英国紙「Metro」が伝えているのだが、同国ではインターンでロンドン銀行に就業していた人物が3日連続で午前6時まで働き、死亡したそうだ。このことを受けて、今回のドイツの報道に追従してくれることを願う声が多いそうである。
はたして日本はどうなるのか? これに続け! とはいかないだろうな……。
参照元:Metro.co.uk(英語)
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24