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私(記者)が飲食に従事していたときのことだ。そのお店のシェフは大変おしゃべり好きで、一度しゃべり出すと止まらなくなるという性分の持ち主だった。シェフの話が終わるまで、若手従業員は黙って聞いているしかなかったのだが、その彼の会話を唯一止める方法があった。

それは、新潟・長岡市発祥のお菓子処瑞花の「うす揚」を食べてもらうことである。シェフがそれを食べ始めると、しゃべりがピタッ! と止まってしまう。したがって、彼を黙らせるためにお店では瑞花を常備していた。どんなおしゃべりな人でも、きっと黙り込んで食べることに集中する。それくらい病みつきになってしまう焼き菓子、それがこのうす揚だ。とくにえび味は猛烈にウマい! 無限に食えると思えるほどおいしいのだ。

・今年に入って爆発的な人気に

私がこのお菓子を知ったのは、2006年頃のことである。その当時から、評価の高い逸品であったことは間違いない。それが最近、爆発的に売れているそうである。あまりにも売れすぎているため、ネットでの販売を休止している。全国各地から注文が殺到しているのではないだろうか。

・有吉さん絶賛

実は2014年6月に、有吉弘行さんとマツコ・デラックスさんの番組で紹介され、2人が絶賛したことをきっかけにして、爆発的な人気を呼ぶに至ったようだ。さらに有吉さんが商品画像付きでツイートしたことにより、人気に拍車がかかった。銀座のお店の方に話を聞くと、最近になってようやく落ち着いてきたようだが、それでもネットでの販売は休止している状況である。

・誰に贈っても喜ばれる

うす揚のなかでももっともクセになるのがえび味だ。パリパリサクサクの歯ごたえと、えびの風味が病みつきになって止められなくなる。しかも1袋100グラムで389円という価格。高くてウマいものは数々あるのだが、この価格でありながら、誰に贈っても喜ばれる品はあまりない。食べた人が必ずといって良いほど、リピーターになることも、爆発的な人気を呼ぶ理由ではないだろうか。

ためしに、おしゃべりな人に食べてみてもらって欲しい。きっとしゃべるのを止めて、モクモクと食べ始めるに違いない。そして、食べさせたあなたも黙って食べまくるはずである。

・今回紹介した店舗の詳細

店名:銀座瑞花
住所:東京都中央区銀座6-6-5
営業時間:平日11:00~20:00、土・日・祝日10:00~19:00
定休日:なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼うす揚のなかでもえび味が一番人気。一度食べると止められなくなる
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▼有吉弘行さんもハマったようである