『ばかうけ』とは、ベフコが販売するせんべいである。バナナのような細長い形状を思い出す人も多いのではないだろうか。そんな『ばかうけ』には、日本全国津々浦々に “ご当地ばかうけ” が存在する。詳細は発表されていないが、少なくとも数十種類があると推測されるのだ。
数多くの『ばかうけ』が存在するならば、その頂点を決めねばなるまい……! ここに「第一回BK-1グランプリ」を開催するっ!! 一番うまい『ばかうけ』はどいつだ! 8選手によるトーナメント形式で、初代王者が決定したのでお知らせしたい!
・うまいものが強い、ガチ勝負
厳正なる抽選の結果、トーナメントの組み合わせが決定した。私(筆者)だけの好みに偏らぬよう、ジャッジは3人で行う。採点基準はうまさのみである。再現度も判定基準にしようかと思ったが、リングの上は常にガチ。うまいものが強い、リアルファイトに徹した。
・「栃木限定・餃子味」vs「群馬限定・ねぎ味噌味」
オープニングカードを飾るのは、「栃木限定・餃子味」vs「群馬限定・ねぎ味噌味」である。餃子味はにんにくの風味を利かせたなかなかのハードパンチャー。対するねぎ味噌は、しょっぱさの後に甘さがくる2段モーションの使い手だ! 判定の結果、2-1でねぎ味噌の勝利だ!
・「全国販売・青のり味」vs「静岡厳手・桜えび味」
2回戦は、絶対王者青のり味の登場である! 対するは海の中では負けられない桜えび味だ! あおのり味は安定感抜群のしょう油+青のりのラッシュ! 桜えび味も、えび感全開のえびアタックで負けてはいない! 僅差であったが、2-1で青のり味が接戦をものにした!
・「新潟限定・タレカツ味」vs「千葉限定・ピーナッツ味噌味」
3回戦はばかうけのおひざ元、新潟限定のタレカツ味と、千葉の誇りピーナッツ味噌味の対決。タレカツ味はせんべいらしからぬ “駄菓子チック” な二重人格攻撃! ピーナッツ味噌は甘さが余韻を引く大人の対応だ。こちら3-0でピーナッツ味噌味の勝利であった!
・「信州限定・野沢菜わさびマヨネーズ味」vs「新潟限定・唐辛子味」
一回戦最後の試合は、緑のコスチュームが鮮やかな野沢菜わさびマヨネーズと、パッケージに「激辛注意」「鬼殺し」と刻まれたヒール系唐辛子味が登場だ! 野沢菜わさびマヨネーズの濃厚でツンとしたマッハパンチが炸裂! 対する唐辛子だが……辛くない! 全然辛くない! どうした唐辛子! 結果、3-0の圧勝で野沢菜わさびマヨネーズ味の圧勝だ!
・準決勝第一回戦「群馬限定・ねぎ味噌味」vs「全国販売・青のり味」
ねぎ味噌味は塩気と甘さの2段モーションで仕掛けるものの、やはり青のり味は強い。 一回戦の桜えび味には思わぬ接戦に持ち込まれたものの、準決勝は危なげなく3-0のストレート勝ち! さすが絶対王者・青のり味だ!
・準決勝第二回戦「千葉限定・ピーナッツ味噌味」vs「信州限定・野沢菜わさびマヨネーズ味」
余韻のピーナッツ味噌味と、インパクトの野沢菜わさびマヨネーズ味となったが、口に入れた瞬間のファーストインプレッションはやはり大きい。粘り腰は見せたものの、3-0で野沢菜わさびマヨネーズ味が勝利し、決勝に進出した!
・決勝戦!「全国販売・青のり味」vs「信州限定・野沢菜わさびマヨネーズ味」
絶対王者・青のり味の安定感と、野沢菜わさびマヨネーズ味のキレの勝負となった決勝戦。どちらもうまい! 決勝戦にふさわしい名勝負だ! どちらもチャンピオンにしたい! だが勝負の世界は非情である……。判定の結果、2-1で野沢菜わさびマヨネーズ味が勝利した!
・初代王者は「信州限定・野沢菜わさびマヨネーズ味」に決定!
記念すべきBK-1グランプリ初代王者に輝いたのは、野沢菜わさびマヨネーズ味であった。おめでとう、野沢菜わさびマヨネーズ味! 正直、“野沢菜感” は全く感じなかったものの、マヨネーズとわさびのコンボは強烈だった。
聞くところによれば、静岡限定の「わさびマヨネーズ味」も存在するらしい……。どっちがうまいんだ! この夏、旅先のご当地ばかうけにも注目してみてほしい!それでは「第2回BK-1グランプリ」でお会いしましょう!
参考リンク:ばかうけホームページ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼栃木限定・餃子味。
▼にんにくの香りがするハードパンチャーだ。
▼群馬限定・ねぎ味噌味。
▼塩気と甘さの2段モーション。
▼全国販売・青のり味。
▼ツヤから絶対王者の風格が漂っている!
▼静岡限定・桜えび味。
▼えび感全開の強豪だった。
▼新潟限定・タレカツ味。
▼シンプルなフォルム。
▼千葉限定・ピーナッツ味噌味。
▼後味の余韻がよかった。
▼信州限定・野沢菜わさびマヨネーズ味。
▼見事、初代王者に輝いた!
▼新潟限定・唐辛子味。
▼全然辛くなかった。どうした唐辛子!