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カンボジアはプノンペンで暮らす私。東京に帰るときはいつもLCCを使っているが、実はLCCより安い航空会社がある。その名は中国東方航空。プノンペン〜東京の往復が4万5千円とか、ちょっと信じられない価格なんですよね。

代わりと言っては何だが、上海乗り換え、プノンペン発着は深夜12時過ぎ。乗客が少ないとフライトがキャンセルされる可能性もあるとか(私は経験ないが)、深夜便なのに周りの中国人が大声で怒鳴るので一睡もできないとか、CAが機内食を投げるとか、未確認の伝説も盛りだくさん。

中国の航空会社には過去に良い思い出がひとつも無く、これまで避けていたが、物は試しの肝試し、覚悟を決めて乗ってみることにした!

・飲み物が室温! やっぱりうるさい!

プノンペン発の東方航空は定刻発。搭乗口の横にCAがいたので写真でも撮らせてもらおうと何気にカメラを向けたところ、反射的に手で顔を隠された。声をかけたら撮らせてくれたが明らかにイヤそうだった。嫌なことしてごめんなさい……。

LCCじゃないので機内食も飲み物も無料だが、基本的にソフトドリンクは室温で供される。冷たい飲み物を嫌う中国人らしく、氷は言わないと入れてくれない。そして、深夜便なのに周りが異常にやかましい。上海まで一睡もできない。

・機内食は噂に違わずインパクト充分!

プノンペン〜上海間は夜食が出る。菓子パン、ビスケット、乾燥フルーツ等、中にひとつ「航空夢人」という謎のパッケージがあった。何とも言えないネズミのキャラクター。英語で “Aviation Radish” =航空大根と併記されており、怖くて開けられず、そのまま持って帰ってしまった。

上海〜東京間は普通の機内食である。これがまた……包子、餃子、肉饅頭。オール炭水化物。民工の昼飯みたいでワイルドだ。嫌いじゃないし味も悪くなかったけど、ヘルシーとは言い難いですね。

言いたいことを色々書いたが、LCCより安いって、やっぱりすごいことだと思う。乗り継ぎできなかったときの対応など、ネットでチラ見した苦情をふまえ、無条件に勧めることはしないけど、自分的には充分満足だった。

Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.

▼乗ってみた!

▼夜食が配られた。お菓子の山だ!
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▼どっかで見たことがあるようなお菓子もあれば
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▼「航空夢人」なんだこりゃ?
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▼上海乗り継ぎで目撃した掃除おばちゃん。カッコいい
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▼上海〜東京の機内食はオール炭水化物。糖質制限にはツライ献立
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▼勢い余って持って帰った航空夢人。英語で「航空大根」と併記
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▼からしタクアンが出てきた!
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