プロレスの煽りといえば、マイクパフォーマンスである。相手に罵声をあびせ挑発する様子は、ドラマチックであり、試合をより見応えのあるものにしてくれる。
この煽りを今までにない形で行ったレスラーが話題を呼んでいる。その人物とは、新潟プロレスに所属するスーパーササダンゴマシンだ。彼は2014年6月29日に行われたDDT後楽園ホール大会で、なんとパワーポイントを駆使して、理路整然と煽りを行ったのだ。これがかなり見事で、なぜだか妙に納得してしまう内容なのである!
・挑戦権行使のために
この日の大会でスーパーササダンゴマシンは、「いつでもどこでも挑戦権」という権利を有しており、これを行使するためにパワポでPRを行った。この権利は、定められた期間内に行使すると、条件が整っていれば時間・場所を問わずにタイトルマッチに挑むことができるというものである。
・本当によくできてる!
彼はリング外でパソコンを使って、約5分間のプレゼンを披露。これが驚くほどしっかりとしたもので、見ていて納得。たとえば、タイトル保持者のHIRASHIMA選手をDDTの商品と見た場合の分析や、スーパーササダンゴマシンの新必殺技の臨床実験結果など、まるで企業の企画会議を見ているような気分になってしまう。本当によく作り込まれており、思わず笑ってしまうほどだ。
・観衆の心をガッチリつかむ
ちなみにこのあとに行われた試合で、王者HIRASHIMA選手は防衛に成功。スーパーササダンゴマシンは新必殺技を決めたものの勝利には至らなかったようである。試合には敗れたものの、観衆の心をガッチリつかんだに違いない。これからの活躍に期待したい。
▼スーパーササダンゴマシンのパワポを使った煽り
▼煽りと言えばPRIDEのミルコ・クロップ vs エメリヤーエンコ・ヒョードルも押さえておきたい
https://www.youtube.com/watch?v=UN718GhsnQ0