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世界の機内食を紹介する『世界の機内食』シリーズ。今回は、アメリカのシカゴ・オヘア国際空港からブラジルのサンパウロ・グアルーリョス国際空港まで飛行しているユナイテッド航空エコノミークラスの機内食を画像とともに取り上げよう。

・「チキン」か「パスタ」から選べる

アメリカのシカゴからブラジルのサンパウロまでは、10時間以上の長時間フライトとなる。非常に長い。イヤになるほど長い。それだけに、機内食は2回出た。1回目は本格的な食事、2回目は軽めの朝食である。1回目は、「チキン」か「パスタ」から選べたのだが、今回は「チキン」をオーダーしてみたぞ。

まず、フタを開けてびっくり! 「チキン」とオーダーしたのに、チキンの下にはパスタが敷き詰められているではないか。あまりにもパスタの割合が多いので、一瞬「乗務員さんが『パスタ』と間違えた?」と思ってしまったが、そうではない。これが「チキン」である。そのメインの他には、サラダ、パン、クッキーなどが付いてきた。

ちなみに、「パスタ」をオーダーした人は、ペンネにブロッコリーを乗せて焼き上げた、彩り鮮やかなメニューが出てきたようだ。

・チキンの味

で、肝心のチキンだが、正直に言うと日本で食べるチキンよりも若干かたい。味もスパイスが効いているというよりは、塩味だけのシンプル風味。チキンだけなら、どうしてもイマイチ感は拭えない。

だが、チキンの下に敷かれているパスタのソースと絡めて食べると、なかなかいける。ソースは、日本でよく見かけるミートソースを薄くしたような味で、あっさりしたチキンとよく合う。

また、サラダの量が多いのはうれしいポイント。長時間フライトで疲れた体には、フレッシュなサラダがより美味しく感じられるからだ。

・朝食はパンとフルーツのみ

2回目に出てきた食事は1種類で、パンとフルーツとストロベリージャム。朝食のパンは、機内食でありがちなカチカチのパンではなく、ふっくらしたクロワッサン。こういう点は、なかなか気が利いている。そして、フルーツはどこにでもあるカットフルーツなのだが、先ほどのサラダと同様、長時間フライト中には特にありがたい一品だ。

いずれにせよ、1回目、2回目ともにレストランなどで食べる味には及ばないが、エコノミークラスの機内食としては満足できるクオリティーであった。

区間 シカゴ・オヘア国際空港(アメリカ)→ サンパウロ・グアルーリョス国際空港(ブラジル)
会社 ユナイテッド航空(UAL)

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼1回目の機内食。チキンはパスタソースと絡めて食べるべし!
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▼メインの「チキン」
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▼ここまで野菜の量が多いとうれしい!
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▼1回目の食事に付いていたパン。カチカチだったのがやや残念
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▼こちらが2回目の食事
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▼朝食のパン。こちらはふっくらしていて美味!
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