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「王将好き」とひと言で言っても、「餃子の王将派」か「大阪王将派」の2パターンある。ロケットニュース24では、これまで何度か「餃子の王将」に関して紹介してきたが、そのライバルとも言えるのが大阪王将だ。

そんな大阪王将が2014年7月10日から、一部店舗を除き全国で “プレミアム餃子” と呼ばれる「絶品国宝豚餃子」を発売する。ちなみに、価格は5個で390円だ。その無料試食会に行ってきたので、会場の状況も含めてレポートしよう。

・先着1000人のみ無料のイベント

このイベントは先述の通り無料! ただし、先着1000人限定である。そのため餃子の実食は12時15分頃からにも関わらず、記者も含めて、その3時間以上前から並んでいる人は少なくなかった。

また、イベントにはタレントの鈴木奈々さんが登場。先着の100名のみではあったが、直接餃子を手渡してくれたぞ。

・高級感漂う “プレミアム餃子”

肝心の味だが、結論から言うと、餃子は確かに美味である。その “プレミアム餃子” を食べてみると……なるほど、一般的な餃子とは一線を画している。高級感が漂いまくっているのだ。それもそのはずで、餃子にはマンガリッツア豚や、ポルチーニ茸なども使われている。

ニラと豚肉ミンチが織りなす、よくある餃子とは違う。肉汁にも、どこか高級感が感じられるぞ。

・餃子のタレも違う

また、餃子のタレの特別だ。通常、餃子のタレと言えば、醤油とお酢、ラー油などから作られる。しかし、この “プレミアム餃子” のタレは、そうではないという。その名も、「金の塩レモンダレ」につけて食べるのだ。

「タレのネーミングさえも高級感にこだわるか!」と心の中で突っ込みながら食べてみると……確かにさっぱり風味が、 “プレミアム餃子” の上品なジューシーさを、さらに引き立てていると感じた。

・使うお箸も金!

さらに、このイベントで配布された割り箸も、イヤミな程に高級感を漂わせたものであった。なんと、お箸を割ると、中に仕込まれていた金粉が舞うのだ。細かい部分からも、大阪王将の「とにかく “プレミアム餃子” の高級感を訴求したい」という気持ちがヒシヒシと伝わってくる。

・早く来た人はとにかく立って待ち続ける

だがしかし! 餃子自体は、美味だったが、このイベントの運営に関しては改善点があると思われた。まず、当イベントは午前9時に受付で、餃子の配布開始は、12時15分からと告知されていた。

しかし、実際には、午前9時からイベントの受付が始まったのではなく、ただ列の先頭に並べただけ。てっきり、「午前9時に受付を済ませれば、開場の中で座って待てるのかな?」「整理券等が配布されるのかな?」などと考えていたが、そうではなかった。開場は午前10時30分からで、それまでずっと会場の外で立ち続けなければならない。

しかも中に入っても、そこからさらに2時間近く、ひたすら立って待ち続けるのだ。

・スタッフに詰め寄る人も

このように、とにかく待ち時間が長いため、「告知されている内容と違うじゃないか!」「せめて椅子ぐらい用意してほしい」などと会場のスタッフに詰め寄る人や、「馬鹿らしい!」と言って帰ってしまう人も見られた。

確かに、無料で美味しい餃子を頂けるのは、ただそれだけで嬉しい。しかし、そんなイベントだからこそ、もう少し運営面での配慮があると、さらに美味しく感じられたかもしれない。

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼3時間以上立ち続けてようやくゲットした “プレミアム餃子”
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▼ “プレミアム餃子” の中身
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▼金ぱくが仕込まれた割り箸
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▼こちらが金の塩レモンダレ。餃子のタレと言うより、ドレッシングのようである
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▼会場の外で見られたプラカード。もはや、ただの無料試食イベントではない!
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