現地時間の2014年6月19日(日本時間20日午前7時)に行われる予定の日本対ギリシャ戦。決戦の地は、ブラジル・ナタールのエスタジオ・ダス・ドゥナス。早速、現地に行ってきた。あと数時間で、日本代表の命運を決めるであろう戦いが行われるのはここだ!
ナタールの旧市街とホテル群が多く立ち並ぶポンタ・ネグラ地区のほぼ中間地点にあるエスタジオ・ダス・ドゥナスは、アクセスしやすいスタジアムである。コートジボアール戦が行われたレシフェのアレナ・ペルナンブコに比べれば、格段に行きやすい。
最初から送迎バスを手配している人ではない限り、多くの人がタクシーでスタジアム付近まで行き、そこから歩く形になるだろう。また、周辺にはショッピングセンターやレストランがあり、試合前にはこちらで休憩するのもいい。
・周辺は一部工事中
このエスタジオ・ダス・ドゥナスは、ワールドカップ開幕までの工事完成が危ぶまれたスタジアムだ。実際に行ってみると、確かに周辺には一部鉄筋が剥き出しで、明らかに完成していないと思われる部分も。ただし、既にカメルーン対メキシコ戦などが行われたこともあり、それほど大きな影響はなさそうだ。
とにかくアクセスしやすい上に、周囲にショッピングセンターやレストランがあるのがいい!
・現地で応援するサポーターにとって深刻なタクシー不足
しかし、アクセスは簡単でも、現地で応援する予定のサポーターにとって、深刻な問題がある。それは、ナタール市内でのタクシー不足。各国のサポーターがこの街に多く滞在しているためか、なかなかタクシーをつかまえられないのである。
実際に私がスタジアムに向かう時には、タクシーをつかまえるのに20分以上かかる羽目に。私以外にも、タクシーをつかまえようと、何十分も道路に立ち続ける人が多く見受けられた。ちなみに、私が空港から市内に向かう時には、「タクシーは1時間待ち」と言われたので、バスを使わざるを得ないような状況だったのだ。
・渋滞も心配
また私は何度か前の道を通ったが、スタジアムで試合が行われている訳ではないにも関わらず、毎回渋滞していた。地元の人によると。スタジアム周辺の道路は、頻繁に混雑するとのこと。
とにかく、タクシーで移動する予定の人は覚悟が必要そうだ。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼ショッピングセンター近くから見たナタールのエスタジオ・ダス・ドゥナス
▼完成して間もないエスタジオ・ダス・ドゥナス
▼スタジアムの周囲には、まだ完成していないと思われる部分も
▼バスでも近くまでは行ける。バスによっては非常に狭い上に、ギュウギュウ詰めになることも
▼前の座席に描かれていた落書き