恋する男女を繋ぐツールといったら、ひと昔前まではケータイメールが主流でしたが、今は「LINE」の時代ですよね。ケータイメールとの違いは、チャット形式であること。そして、スタンプ機能など色々ありますが、「既読機能」の存在が大きいのではないでしょうか。既読スルー・未読スルーという言葉も、今やすっかりお馴染ですよね。ここでは後者のほう、未読スルーについて考えたいと思います。
・未読スルーで騒ぐ姿は不気味です
未読スルーとは、届いたLINEを開くことなく無視する態度のことです。一般的に話題になるのは、未読スルーをされた側の人間ですよね。たしかに、未読スルーにいちいち大騒ぎする人はオトコだろうとオンナだろうとみっともいいものではありません。何度もLINEを開き既読マークの有無を確認し、既読にならない理由を100パターンくらい想像して、ああでもないこうでもないと頭を抱える……。はっきり言って不気味です。
・意図的に未読スルーする人も不気味です
しかし、それ以上に不気味なのは、意図的に未読スルーをする側なのではないかと、筆者は考えます。お使いの機種にもよるでしょうが、誰かからLINEが届くと、LINEアプリのアイコンに赤く「1」というふうに、新着マークが表示されます。これ、いつまでも表示されていると気になりませんか? 気になりますよね。
新着通知として冒頭の数行は表示されるので、だいたいの内容は把握できるかもしれませんが、それにしたって、いつまでも赤く「1」と表示されている状態は気になって当然です。内容を読みたい衝動というよりも、新着マークを消したい衝動に駆られるものかと思うのですが、いかがでしょう?
・未読スルーで相手に不安感を与えたい、ひねくれ族の皆さんへ
意図的に未読スルーをする人は、相手に未読スルーの不安感を与えたいという企みがあるのでしょう。先日、筆者がカフェで珈琲を啜っていると、隣席の女性2人組が、以下のような会話を繰り広げておりました。
A子 「昨日の夜に○○君からLINE来たんだけどさー」
B子 「A子、○○君のこと気になるって言ってたよね。どんな内容?」
A子 「まだ既読つけていないからわからないけど、なんだろうねー」
A子に不気味さを感じてしまったのは筆者だけではないはず! なぜ気になる存在の○○君から来たLINEをさっさと読まないのでしょうか? 読みたい感情よりも、彼に未読スルーの不安感を与えたい気持ちのほうが強いのでしょうか? そんなひねくれた根性では、叶う恋も叶わなくなりますよ。
・まとめ
そういえば、ケータメール全盛期時代にも、「すぐに返信するとヒマなオンナだと思われるから、少し間を開けてお相手をドギマギさせちゃおう」というテクニックが流行りましたっけ。LINEの未読スルーも、駆け引きということなのでしょう。
しかしケータイメールの返信と違い、LINEの場合は、未読・既読が相手に丸わかりです。「画面の新着マークが気になってLINEを開くのが普通のところ、意図的に未読状態にしている = 俺のこと、めっちゃ意識しちゃっているじゃん!」という解釈にもなるのですよ。相手に不安感を与えるどころか、むしろ「このオンナは俺をめっちゃ意識しているっぽいから、落とすのは余裕のよっちゃんイカだぜ」と鼻で笑われるでしょう。
あなたの未読スルー作戦は、何の意味もないのです。本当はさっさと読みたいのでしょう? だったらさっさと開きましょう。