2014年5月12日、ブラジルW杯の日本代表メンバーが発表されたが、二度呼ばれた「酒井」という名前が印象に残った人も多いのではないだろうか。そう、酒井高徳(ごうとく)選手と酒井宏樹選手のことだ。
以前、酒井高徳選手をご紹介したが、もう一人の「酒井宏樹」は一体どんな選手なのか。今回は一発でわかる動画「【ロンドン世代・高速クロス】酒井 宏樹 Hiroki Sakai プレー集」と共に彼のことをお伝えするぞ!
・酒井宏樹選手とは
1990年4月12日生まれの24歳。千葉県柏市出身で「柏レイソル」の下部組織で育ち、トップチームへ昇格した経歴を持つ。現在はドイツ・ブンデスリーガのハノーファー96 でプレーしている。
・プレースタイル
183センチと日本待望の大型サイドバックである酒井宏樹選手。彼の一番の武器はなんといっても縦への突破から上げる低くて速い「高速クロス」だ。そのダイナミックさは外国人選手さながらで迫力満点だぞ。
・世界レベルのクロス
日本人選手は海外の選手に比べると身長が低いということもあり、クロスボールを上げてフォワードに競らせる機会が少ない。が、酒井宏樹選手の正確な「高速クロス」であれば身長は不問となる。
2013年11月の強豪・ベルギーとの一戦で見せた深い位置までえぐり、柿谷曜一朗選手のゴールをお膳立てしたピンポイントクロスがまさにそれだ。精度が高ければ身長は関係ないというクロスは世界レベルであった。
・飛躍した移籍2年目
酒井宏樹選手はドイツへの移籍1年目の2012〜13年シーズンこそリーグ戦13試合の出場にとどまったものの、今季は26試合に出場と定位置を奪取。無回転シュートでゴールを決めるなど大きく成長を見せ、念願の日本代表入りも果たした。
日本代表のサイドバックには、レギュラーの長友佑都選手、内田篤人選手がいる。しかし、酒井宏樹選手は彼らに引けを取らないポテンシャルがあり、試合の流れを変えることができる選手だ。彼の出場時は右足から繰り出す「高速クロス」に注目したい。
▼彼の武器は「高速クロス」だ
https://www.youtube.com/watch?v=8UeUvII2r3o
▼ドイツでは無回転シュートも決めているぞ!(0:40〜)
▼こちらはベルギー戦でのピンポイントクロス