サッカーの試合において重要な得点源であるフリーキック。近年ではキッカーのレベルが上昇し、空気抵抗を受けて予測のつかない軌道を描く ”無回転シュート” を蹴ることのできる選手も多い。
予想できない軌道もいいが、意図的に回転をかけて弧を描くシュートや逆方向に曲げるものも改めて見ると美しい。ということで今回は、アウトサイドで強烈なスピンをかけ、半端ない曲がり方をしたフリーキックを動画「What a Beautiful Free Kick!」と共にご紹介するぞ!
動画は、海外のある試合で撮影されたもの。フリーキックの場面なのだが、「10番」のキッカーが放ったシュートの軌道に注目していただきたい。
アウトサイドで鋭く右足から放たれたボールは左に飛んだと同時に方向転換。急速に逆方向へ大きく曲がると、次の瞬間にはネットに突き刺さるのだ! キーパーは完全に逆を突かれ、必死に腕を伸ばすが「時すでに遅し」であった。
この軌道を見て思い出すのが、元ブラジル代表のロベルト・カルロス選手が蹴った伝説のフリーキック。1997年6月3日に行なわれたフランス vs ブラジルの試合での一発は、物理学者の研究対象にもなったシュートである。
利き足は違えども、今回のゴールはそのシーンを思い出させてくれるもので、逆方向へと曲げるシュートの美しさが詰まっている。無回転の予測不能さもいいが、狙って曲げる軌道もいいものだ。
http://www.youtube.com/watch?v=eXhPUCUJ-8M
▼こちらはロベルト・カルロス選手の強烈フリーキック
http://www.youtube.com/watch?v=Pb2qykj6_ZU