世のゲーマーにアミューズメントの原点を知らしめる、古戦場のようなスポットが東京・板橋にあるという。その名も「駄菓子屋ゲーム博物館」。
軽く30年以上も昔、横丁の駄菓子屋の店頭で電飾ギラギラ、毒々しいブザー音を響かせ、バネやボールを駆使したレトロかつ容赦無い難易度で子供たちを魅了した「駄菓子屋ゲーム」。今やすっかり見かけなくなったあのトラウマゲームの数々を、収蔵するのみならず自由にプレイさせる驚異の博物館だ!
住所をたよりに、町並みから軽くタイムスリップしたような商店街を歩くこと数分。店先に所狭しとガチャガチャマシンを並べ「コン太村」という意味不明の看板を掲げる不思議な店を発見した。
・太古のゲーム機が普通に動いてる!
入ってみれば、見たことあるものから無いものまで、四半世紀以上も前に熱中した、記憶のかなたにうっすら刷り込まれた「あのゲーム」や「このゲーム」がずらり! パッと見ただけで40台オーバー。コレクションはこれだけに留まらず、定期的に入れ替えしているという。
・プレイ料金は未来永劫値上げなし! 当時のままの価格!
メンテの大変そうな筐体も少なくないのに、30年も40年も前に作られたゲーム機が普通に動いてることがまず驚き。かつ、それを1プレイ10円とかで、自由に遊ばせる太っ腹な館長の志に感涙!
・大名遊びをしても千円でおつりが来る!
ほとんどのゲームが1プレイ10円。手動両替機で100円玉をどっさり崩し、リッチな気分でプレイしまくれ! 当時はクリア不可能と思うほど激ムズだった「国盗り合戦」も、ここのは設定超イージーで誰でもクリア可。40歳オーバーのおっさんには嬉しいニュースだ。景品も出てくるよ!
童心に返りまくって遊びまくり、のどが渇いたらラムネを一気飲み。ココアシガレットをはじめとして懐かしの駄菓子も充実。小腹がすいても安心。居心地の良さは半端なく、マニアっぽい大人に混じって、地元の小学生も普通に出入りしていた。こんな博物館が近くにあるなんて、ホントに羨ましい!
・今回ご紹介したお店の詳細データ
店名 駄菓子屋ゲーム博物館
住所 東京都板橋区宮本町17-8(都営三田線 板橋本町駅徒歩6分)
時間 土日祝日10:00~19:00 平日14:00~18:00(火・水は休)
料金 無料(写真撮影するなら200円)
Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.
▼このたたずまいが目印
▼マニアさんと子供たちが共存していた
▼トラウマゲームその1・新幹線ゲーム
▼もう歳だから、やさしく扱ってね!
▼見たことのないゲームもいっぱいあった。
▼出た! 国盗り合戦。でもここのは超簡単。当時の憂さを晴らせます
▼ゲームの楽しさに古いも新しいも無かった!
▼メンテの大変そうな機械仕掛けのゲームも多数
▼何かを背負ってそうな大人の人もいました
▼今の子どもたちにすれば10円は激安。うらやましい
▼これを見て胸が熱くなったら、あした行こう!
▼ドリンクのセレクトもぬかりなし
▼駄菓子コーナーも当時の駄菓子屋並みに充実!