オウンゴールは実に切ない得点だ。自分の意図とは反して自軍ゴールへとボールが吸い込まれるシーンは、見ていてやるせない気持ちになる。さまざまなパターンがあるのだが、今回はネタのような形から生まれたゴールをご紹介したい。
ピンポン球のように跳ね返って決まってしまうオウンゴールは動画「Real Sociedad epic own goal vs FC Barcelona (Copa del Rey 2014) HD」で確認可能となっている。思わず目を疑ってしまうが、本当にあった光景である。
・スペインでの出来事
ネタのようなオウンゴールが炸裂したのは、2014年2月5日に行なわれたスペイン国王杯準決勝のFCバルセロナ vs レアル・ソシエダの試合だ。後半15分に思わぬ形からバルセロナに得点が入った。
・一連の流れ
攻める青のバルセロナに対し、守る白のレアル・ソシエダ。その一連の流れを簡潔に表すと次のようになる……
セスク選手がスルーパス → サンチェス選手が抜け出してシュート → ポストに弾かれる → DFが中央にクリア → 戻ろうとしたGKに直撃 → そのままオウンゴール
……といった流れだ。記録は GK エナウト・ズビカライ選手のオウンゴールとなり、ピッチにうずくまる姿は気の毒でもある。
・このオウンゴールに対するネットユーザーの反応
「ネタすぎるだろ」
「ソシエダのオウンゴールわろた」
「見事なオウンゴールだったな」
「なんだそのオウンゴールww 逆に難しいぞww」
「あらまあ、珍しいオウンゴール。」
「それはGK可哀想だろー。なんで中にクリアした。外にだせよー。」
などなど、そうそう見ないオウンゴールの形に思わず笑ったというコメントが多く見られた。DF も焦っていたのだろうが、冷静に外にクリアすれば、防げた失点であったのではないか。
前半44分に退場者を出し、10人で猛攻を凌いでいたレアル・ソシエダだが、このオウンゴールで2点目を献上。試合はそのまま2-0でバルセロナが勝利した。第2戦は12日に行なわれ、勝者が決勝へ駒を進めることになる。