マックフライポテトを美味しく食べられる時間は買ってからわずか7分。具体的な数字は環境によって異なるが、ポテトをアツアツジューシィなまま食べられる時間は限られている。
一度冷めてボソボソになってしまったポテトは、二度揚げしてもレンジでチンしても、オーブンで焼いても、なかなか元のようなポテトには戻らない。マクドナルドが悪いのではない。これは揚げ物の運命なのだ……!
記者も、マックフライポテトの加熱は完全に諦めていたのだが、SHARPのウォーターオーブン『ヘルシオ』で温めてみたところ……水蒸気のチカラで、あのどうにもならなかったポテトが復活を遂げたのである!!
・冷えたマックフライポテトを温めたい
SHARPの『ヘルシオ』は2004年に販売開始したウォーターオーブンだ。マイクロ波で加熱する電子レンジと異なり、300度以上の過熱水蒸気で調理をする調理器具だ。
一般的な電子レンジでも揚げ物をジューシィに温めることは可能だ。しかし、マックフライポテトだけは厳しい。加熱時間やワット数を調節してもどうしてもカッチカチになってしまう。
・一晩冷蔵庫に入れたポテトを『ヘルシオ』で温めた
そこで、一晩冷蔵庫に入れたポテトを『ヘルシオ』の自動メニューの「フライあたため」モードで温めてみた。アミの上にポテトを並べる。量がさほどないので、仕上がりを「ひかえめ」に設定だ。
・生き返ろうとするポテト
温め中に中をのぞいてみると、冷えて白くなりカチコチになっていたポテトが黄色くなっているではないか! どんどんポテトからジュワッと油が出て、ポテトの上でフツフツと踊り、まるでできたてのような香りを漂わせている。
・ポテト復活ッ!!
加熱終了後、アツアツになったポテトを食べてみると……表面は「サクッ」。中のポテトは「シットリ」。あああ、これやこれ!! これマックのポテトですわ。お店で食べるポテトですわ。『ヘルシオ』で、ポテト復活したで~ッ!!
・『ヘルシオ』に「正直スマンかった」と言いたくなった
元々、焦げ目がついていたポテトや、とても短かいものは、さすがにオーブンで焼いたようなカリカリの「じゃがりこモード」になってしまったが、ほとんどのポテトが揚げたてのようなポテトとして甦る結果となった。
揚げ物の中でも加熱が難しいマックフライポテトを見事に復活させるとは……『ヘルシオ』の過熱水蒸気を見くびっていた。「なんか、正直いろいろスマンかった」と言いたくなった。
もし、あなたの家に『ヘルシオ』があって、冷えたマックフライポテトがあったら是非、「自動メニュー > フライあたため」で温めてみてほしい。これで、シェアポテトも、ポテトのセールもどんと来いだ!
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼冷蔵庫で一晩置いたポテト、温めるで~
▼アミの上に落ちないように並べる
▼自動メニューで「フライあたため」を選ぶ、仕上がりは「ひかえめ」がポイント(機種により表示が異なるかもしれません)
▼第3世代のヘルシオやで~
▼庫内で生き返ろうとするポテト!
▼復活っ!!
▼加熱前(左)と比べると、この通りだ
▼加熱前(左)、加熱後(右)
▼断面図、加熱前(左)の中身は水分を失いボソボソしているのに比べ、加熱後(右)はふっくらしている
▼外はサクサク、中はシットリですよ