今年も「東京ラーメンショー2013」が、駒沢オリンピック公園・中央広場で開催中だ。「都内最大級の野外ラーメンイベント」と謳われ、多数の有名ラーメン店が集結することで知られる。
2013年11月15日から始まったこのイベント、すでに「第1幕」は終了。11月20日からは、出店ブースを総入れ替えした「第2幕」がスタートしている。第2幕には、昨年のラーメンショーで売り上げ杯数トップを記録した「富山麺遊会」も参戦!
そこで、日本各地の「ご当地ラーメン」と、有名店同士の「コラボラーメン」の総勢20ブースのなかから、とくに気になったものを食べてみた。各ラーメンの特徴と感想は、以下のとおり!
【ご当地ラーメン】
・立山ポーク豚肉(トンロー)麺(富山)
大注目の「富山麺遊会」のメニューは、なんと言ってもビジュアルが反則。ブランド豚の角切りがドカドカと盛られており、しかもデフォで味玉付き。肉は前歯を当てるだけで崩れてしまうやわらかさ。その下には、ほどよい歯ごたえの細麺と、シッカリかつスッキリした豚骨スープが。さすが、昨年の王者はダテじゃない!
・秋田 稲庭中華そば(秋田)
特筆すべきは、やはり麺。一見、細いうどんに近い独特の麺だ。ヌルっと口に滑りこむ、このノドごしの良さは新食感! スープはアッサリ系ながらも、ややスパイシーなしょうゆ味で、鶏肉、タケノコ、なめこという和風の具材がベストマッチ。新しくも、すべてが完成されている逸品だ。
【コラボラーメン】
・伊勢海老味噌らーめん
「二代目海老そば けいすけ」と「白樺山荘」のコラボ。店の前に行くと、エビの香りがフワッと鼻をくすぐる。スープをひと口すすると、まずエビのウマミ、そしてそれを支える味噌のコクが口いっぱいに広がる。さらに、味の決め手となるのは、ひとつまみのショウガ。ぜひ、よく混ぜて食べることをおすすめしたい。
・鮮魚のアラ炊き中華そば
東日本大震災での炊き出しをきっかけに誕生した「あおぞら食堂(ラーメン凪 × 五福星)」。丼を持った瞬間、磯の香がした。特筆すべきは、やはり “これぞ魚介” というスープ。「心温まる中華そば」というキャッチコピーにふさわしい、ジンワリとしたやさしい味わい。
・鶏豚 海老ワンタン麺
「博多一風堂」と「ちばき屋」のコラボ。これは驚いた! アッサリとコッテリの、ちょうど中間。まさに「まろやか」と、表現するのが適当かもしれない。鶏白湯の味わいと豚骨のコクが見事に融合したスープは、中太麺との相性も良い。プリプリサクサクの海老ワンタンもGOOD。
今回ご紹介したのは、ほんの一部のブースにすぎない。徳島ラーメンと喜多方ラーメンにも非常に心惹かれた。あと、某ブース店員さんおすすめのコラボラーメン「我流あぶり味噌」と、大分佐伯ラーメンと……。皆さんもきっと、気になる1杯、お気に入りの1杯が見つかるはずだ。
最後に、もう一度くり返しますが、「東京ラーメンショー2013」は、11月24日(日)まで。最終日は17時までの営業となるので、お気をつけください。それでは、レッツ麺ジョイ!
参考リンク:東京ラーメンショー2013
Report:黒井まみ
Photo:RocketNews24.
▼やってきました、「東京ラーメンショー2013」
▼券売機で食券(すべてのラーメンに共通)を買ったよ!
▼お肉がゴロゴロの「立山ポーク豚肉(トンロー)麺」
▼麺が印象的な「秋田 稲庭中華そば」
▼エビ感が全面にあふれる「伊勢海老味噌らーめん」
▼魚介エキスがぎっしり詰まった「鮮魚のアラ炊き中華そば」
▼ワンタンの餡のクオリティーに唸る「鶏豚 海老ワンタン麺」
▼イベント会場のもよう