海外旅行に行く時に、気になるのがその国のネット事情だ。速さはどうか。Wi-Fi は飛んでいるのか? 有料なのか無料なのか。パソコンを使って仕事をしている人ならば、特に気になるところだろう。
今でこそ、どこの国でも Wi-Fi環境は常識だ。発展途上のアジアの国でも、Wi-Fi なんて当たり前。だが、今から約10年前のカンボジアでは、Wi-Fi の電波は激レアだった。どんな状況だったのかは、今回ご紹介するマンガを見ればよく分かる。
2003年ごろのカンボジアの首都プノンペンの Wi-Fi事情をレポートしているマンガは、漫画家マミヤ狂四郎氏が海外で描いた『アングラ君』シリーズだ。ちなみに、この漫画に登場するミッキーマウスのような顔の男は、作家のクーロン黒沢氏である。
この当時、クルマに乗りながら街中を走ってフリーのWi-Fi電波を調べる「ウォードライビング」なる根暗な遊びが、一部のマニアの間で流行していた。日本ではあまり流行らなかったが、マミヤ氏は東南アジアに飛び交う野良Wi-Fi電波を見つけては、ウヒウヒと喜んでいたという。
クーロン黒沢氏が運転するクルマに乗り込み、電波を調べまくるアングラ君。やがて怪しい電波を発見し、ドキドキしながら追跡してみると、なんとそこには……!? 漫画のURLは(http://wp.me/p25BsW-1zCM)。それではどうぞお楽しみ下さい。彼らが最終的に行き着いた地獄の一丁目とは何なのか……教えて!! アングラ君!