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NTTドコモは2013年9月6日、携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成される人口統計情報、「モバイル空間統計」を販売すると発表した。

このデータには、誰であるか判別できないように処理、集計された契約者の「年齢」、「性別」、「住所」と「端末の位置データ」が含まれ、個人を推測できないように少人数の集計結果が除去されているとのことだ。これにより、場所や時間による人口の変動を推計でき、企業の調査やマーケティング、行政のまちづくり、防災などに役立つという。

・わかりにくい手続き

しかし、自分の情報を提供したくないという方もいると思う。ドコモの電話から「151」にダイヤルし、停止することが可能だ。ただしわかりにくいので、記者(私)が停止した手順をお伝えしたい。

・「モバイル空間統計」へのデータ提供停止手順(記者の場合)

1.午前9時~午後8時の間に、ドコモの電話機から「151」にダイヤルする
2.音声ガイダンスが流れるので、その案内を聞き、「4 各種ネットワークサービスの手続き・お問い合わせ」をプッシュする
3.続いて「3 SPモードなどのネットワークサービス」をプッシュする
4.オペレータに接続されるので、「モバイル空間統計」へのデータ提供を停止したいと伝える
5.担当者(総合受付)に転送され、次の内容に答える
「契約している端末の電話番号」、「契約者の名前」、「ネットワーク暗証番号」(暗証番号は口頭ではなく、音声ガイダンスに従い、ダイヤルをプッシュする)

・オペレータが対処してくれる

記者の場合は、以上の手順でデータの提供を停止できた。「151」をダイヤルした後のガイダンスがわかりにくいのだが、オペレータに接続された後は、案内に従うだけであった。

ちなみに「モバイル空間統計」のデータは、2013年10月1日から企業、自治体、学術機関向けに有料販売するとのことである。気になる方は、手順に従ってデータ提供を停止すると良いだろう。

参照元:NTTドコモ読売新聞