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ウマイものをリーズナブルな価格で、サっと提供してくれる牛丼チェーンは、忙しい現代人の味方だ。丼だけでなく、カレーや定食を提供しているチェーン店も多いが、大手牛丼チェーン店のひとつである『松屋』ではラーメンを提供している店があるのをご存知だろうか?

松屋といえば、「スパイシーカレー」や「うまトマハンバーグ」など丼以外のメニューにも定評がある。ラーメンも期待しちゃっていいんじゃないの!? 早速食べにいってみた!

・ラーメンを扱っている店舗に行ってみた
ラーメンが販売されているは中国・上海にある松屋である。中国では、松屋はオシャレなポジションにあるらしく、丼物のほかにラーメン、カレー、鍋物、ジュースやビールまで販売されている。「安い、速い、ウマイ」の牛丼チェーンというよりはカジュアルレストランと言ったところだ。

そんな上海松屋で販売されているラーメンは「唐揚げラーメン」、「松屋とんこつラーメン」、「豚の角煮ラーメン」の3種類。ちなみに全てとんこつベースである。

・「松屋とんこつラーメン」
ラーメンメニューの中ではどうやら「松屋とんこつラーメン」が看板メニューであるようだ。価格はミドルサイズで20元(約320円)。ミニ牛丼をつけると30元(約480円)だ。ゴマがたっぷりかかったサラサラ系のスープに、ゆでたまご、青菜、煮豚などが乗っている。麺はストレートの細麺。これは美味しそうーッ!

・そこはかとない残念感が漂うお味
見た目はカンペキな松屋とんこつラーメン。だが、まず麺がぐすぐすしていてコシがない。ゆですぎなのか、もともと麺がそういう質なのか……理由はわからないが、とにかくぐすぐすしていた。そしてスープが薄い。色だけは濃厚とんこつラーメンなのに、塩味が妙に薄いのだ。パンチもない、ダシのウマミも感じられない……。

だが、そこでハタと思った。そこはかとなく中国のラーメンに似ているのだ。確かに中国のラーメンは日本のラーメンに比べて麺にコシがなく、スープのダシも薄い。もしかしたら中国のラーメン風に味付けがされているのかもしれない。

・牛めしは日本よりシッカリした味付け
ラーメンは薄味だったが、セットの牛めしは、日本の松屋で提供されているものよりタレの味がしっかりしみている。これは好みが分かれるところだが、濃い目の味付けが好きな人なら「牛めしは中国の松屋の方がウマイ」と思うのではないだろうか。

・味の違いはローカライズの結果?
それにしても、あれが「日本のラーメン」と思われるのは少し残念な気もする。だが、日本発の飲食店も一旦、海外に出ればローカライズされるのは当然のことだ。日本で展開している中国資本の中華料理屋だってすでに日本人向けにアレンジされているものが多い。店内はにぎわっており、ラーメンを美味しそうに食べているファミリーもいた。現地では「美味しい」と感じるラーメンの味なのかもしれない。

Report:沢井メグ
collaborator:根岸

▼上海の松屋
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▼ロゴがかわいくっておっしゃれー
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▼こちらがメニューだ
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▼ラーメンは3種、左から「唐揚げラーメン」、「松屋とんこつラーメン」、「豚の角煮ラーメン」
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▼こちらが「松屋とんこつラーメン」
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▼麺はストレート、見た目は完全に日本風
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▼肉も大きい!
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▼でも味はちょっとうすい……
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▼牛丼は日本より濃い目の味付け
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