同じ大きさのものが違う大きさに見えたり、静止しているものが動いてみえたり……ああ、人の目はなんといとも簡単にだまされてしまうことか!! もうだまされまい!と思ってもやっぱりだまされてしまう、それが目の錯覚だ。
さて、ここに女の子が描かれた画像がある。みなさんには、右の目と左の目、それぞれ何色に見えるだろうか? よーくよーく見てから、答えていただきたい。さて、その答えは……?
恐らく99パーセントの人が右の目は「灰色」、左の目は「水色」と回答するだろう。記者(私)も、じーーっと見つづけても、「右は灰色、左は水色」にしか見えなかった。が、しかし、両目の色は実は全く同じ灰色なのである!
どうやら、隣接する色の違いによって、目の錯覚が引き起こされているようだ。左半分は赤色のフィルターを重ねることで、水色に見えるのだ。にしても、色の濃さが違うとかいうレベルじゃない。完全に、違う色に見えてしまうという錯覚だ。こりゃ参った……。
もうひっかかるまいと思いつつ、ひっかかってしまう、それが真の錯覚画像と呼べるものなのかもしれない。だまされないのはもはや不可能だ。むしろ、目の錯覚が起きる仕組みを学び、人をひっかける錯覚画像を作ってみる方が面白いかもしれない。
参照元:El espejo ludico(スペイン語)
執筆:佐藤 ゆき
▼だまされまいと決意してもう一度見てみよう! ……やっぱり違う色に見える!!