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美味しい寿司とフライドポテトが大人気の105円回転寿司といえば、『スシロー』だ。

あまりに料理が絶品なのでスシローマニアと呼ばれる人たちがじょじょに増えているが、スシローマニアのAさんによると、マニアたちのあいだでスシローへの愛を競う『寿司デュエル』が行われているらしい。

デュエルを行うマニアたちは通称「デュエリスト」と呼ばれているそうだが、はたして『寿司デュエル』とはどのようなものなのか? 質問するとAさんはデュエルの詳細を教えてくれた。

【寿司デュエルのルール】
・デュエル承認の合図は無し。デュエリスト同士ならオーラですぐに分かる。
・まず始めにコインをトスし、表ならデュエルを仕掛けた人、裏なら仕掛けられた人の先行になる。 ターンの制限時間は30秒
・お互いに流れてくる寿司を1枚ずつドローし、交互に相手に食べさせていく
・寿司を取るときは必ず「俺のターン! ○○(寿司ネタ)をドロー!」と叫ぶ お店の迷惑になりそうな場合は隣にギリギリ聞こえるぐらいの声にする
・同じ種類のネタは1ゲームにつき3回しかドローできない つまりボリュームのあるミートボールやカルビの寿司ばかり食べさせることはできない
・サイドメニューは自分が寿司を1つ食べる「生贄」という方法により注文(召喚)できる
・アイスクリームやパフェを召喚しまくる「エターナルフォースブリザード」や、揚げ物を召喚しまくる「油地獄」、炭酸飲料ばかり飲ませる「硫酸のたまった落とし穴」などのテクニックがある
・特殊ルールの一例として、自分のターンに具が乗ったうどんを1種類ずつ、最後にえび天うどんを食べ計5種類完食すると「封印されしスシローうどん」が発動し、強制勝利となる
・未成年やクルマを運転する人とデュエルする際は、アルコールをドローしてはいけない
・基本的な勝利するコツは、「相手の嫌いなネタを読む」、「ボリュームのあるネタを食べさせる」など
・熟練したデュエリストになると、スシローの店員が次に何を流すかを察知して戦略を組むことが可能
・満腹(ライフ0)になり自分のターン時間内に食べられなくなったら敗北

Aさんいわく「ラーメン二郎のロットバトルなんて目じゃないぐらい熱い戦いですよ。僕が唯一負けた、通称『ブルーアイズ・ホワイトドラゴン』(青眼の白龍)と呼ばれる外国人男性は、いくら良い寿司をドローしても戦車のように食べ続けるハンパじゃないデュエリストでした」とのことだった。

記者はまだスシローでデュエルをする人たちを見かけたことは無いが、はたして本当にデュエリストは存在するのだろうか? 今後も注意深くスシローを見ていきたいと思う。

執筆:なかの