オークションサイト「ヤフオク!」に驚くべき商品が出品していたようだ。その商品とは盗難された高級自転車。犯人は盗難を行う前に、こっそり被害者宅に侵入しオークション出品用の写真を撮影していたと思われる。盗難予定のものをオークションに出品するとは、なんとも大胆不敵な犯行だ。
・盗難前にオークション出品
被害にあったのは、自転車専門誌の編集長田村浩さん宅で、犯行時刻は2013年6月17日午前0時頃。家のガレージにあった自転車に乗って走り去る人物を、田村さんの妻が見つけすぐに110番通報した。駆け付けた警察官は自転車3台が被害になったことを確認し、その日は引き揚げた。
・さらに6台の盗難
翌日、衝撃的なことが起こった。朝7時頃に田村さんがガレージを見ると、そこにあったはずの他の自転車6台も消え去っていた。おそらく犯人が現場に戻り、6台の自転車を持ち去ったものと見られている。また現場に戻ってくるとは、大胆すぎる犯行と言わざるを得ない。
・事前に写真撮影
さらに驚いたことに、それぞれの自転車が犯行の5日前からオークションサイトに出品されていたのだ。しかも犯人は、オークション出品用の写真を撮影するために、田村さん宅ガレージに忍び込んで、自転車一台一台を撮影して立ち去っていたのだ。そしてオークションが成立した後に、盗難に及んだものと見られる。
・落札者は盗難品と気づかない
盗まれた自転車9台は、いずれも高級品で総額は約220万円になるのだとか。オークション落札者は盗難品と気づかずに、犯人から購入したに違いない。とにかくすみやかに犯人が逮捕されることを願うばかりだ。
参照元:読売新聞、ヤフオク!、シクロツーリスト&ランドヌール製作日記
▼盗難された自転車のうちの一台。犯人は事前に田村さん宅に侵入して自転車を撮影し、オークション出品していたと見られている