中国で流行の兆しを見せている鳥インフルエンザ。報道によると、4月14日現在、感染が確認されたのは60名、死者13名にのぼっているという。
そんななか、中国のあるサイトが「鳥インフルエンザ流行中に避けるべき食品」を紹介し市民に注意をよびかけている。そのなかでも特に「日本の卵かけご飯」は危険だと注意を促しているのだ。
鳥インフルエンザ期間中に避けるべき食品を発表したのは、中国の女性向けサイト「愛美網」である。同サイトでは、鶏肉や鶏卵はしっかりと加熱すれば、食品からの感染の心配はないと紹介。
その上で、うっかり食べてしまいがちな「危険な食品」を紹介した。そのなかに「日本の卵かけご飯」も含まれていたという。わざわざ紹介する必要があるほど、卵かけご飯は中国でメジャーなものなのだろうか?
・中国人には卵かけご飯を食べる習慣はない
日本に留学経験があり、日本料理が好きだという中国人に聞いてみた。すると「中国はで卵を生で食べる習慣はほとんどありません。私個人は卵かけご飯は好きですが、衛生的ではないので中国では食べません!」と話していた。
・「中国で卵かけご飯を食べますか?」→ 現地日本人「不衛生だから無理」
現地に住む日本人に聞いてみたところ「鳥インフルエンザの流行に関係なく、中国で生卵を食べるなんて怖くてできません、自殺行為ですよ! 絶対に食べません。どうしても食べたいときは、信頼できる日系スーパーや日系のレストランに行きますが……」とのことだった。
中国人にせよ、日本人にせよ、あえて現地の生卵を食べようという人は、平素から少ないようである。卵かけご飯は、極端な例としてあげられたのだろうか。
・卵かけご飯以外の危険な食べ物
なお、このサイトは卵かけご飯のほかに、鳥インフルエンザが終息するまで「ティラミス」、「温泉卵」、また半熟卵がのった「石焼ビビンバ」、「エッグノッグ」など卵を使ったカクテル、骨まで加熱されていない蒸し鶏などは避けたほうがいいとしている。