カップ式インスタント麺のパイオニアにして、最も有名な商品と言えば日清の「カップヌードル」だ。
リーズナブルな価格ながらも、エビ、チャーシュー、玉子とスープの絶妙なバランスが最高! 食べごたえも十分である。この美味しい具材で別の料理を作ったらどうなるのだろうか? エビでエビチリを、チャーシューでハンバーグを作ってみたぞ!
・カップヌードル15個で1人前のエビチリとハンバーグができる
エビチリには戻した状態のエビが100グラム、ハンバーグにはひき肉が75グラム必要だ。カップヌードル1個あたりエビが5~6グラム、チャーシューが4~5グラム入っている。……ということはカップヌードルが15個ほど必要ということだ。
・カップヌードルのエビでエビチリ
早速、カップヌードル15個分のエビを戻してみた。内容量は1つ1つ微妙に違うようで、全部で136グラムのエビをゲット! まず、エビに軽く片栗粉をまぶし軽く炒める。そこにネギと調味料を入れてトロミが出てくればOK。一瞬でできて笑った。
・カップヌードルのチャーシューでハンバーグ
こちらは、チャーシューをつぶして、みじん切りにした長ネギ、片栗粉、とき卵を入れて混ぜ、形をととのえて焼くだけだ。チャーシューはすでに火が通っているので、型崩れしない程度に焼くだけでも十分だ。今回は中華風のタレをつけてみた。
・残った麺は「中華風あんかけ焼きそば」にしてみた
中華2品ができたので、麺も中華風にしてみることにした。
豚肉、キクラゲ、赤ピーマン、コマツナなどをさっと炒めて、カップヌードルのスープを投入。醤油で味を整え水溶き片栗粉でとろみをつければあんの完成だ。それを、戻した麺を軽く焼き、あんをかければ「中華風あんかけ焼きそば」のできあがりだ。
・うんめえええええええええ!!!!!
見た目は、元カップヌードルだと思えない! 完全に中華料理である。そして味はというと……うんめえええええええええ!!!!!
エビチリは、生のエビほどのプリプリ感こそないものの、ウマミのきいたエビとチリソースの相性はすばらしい。ハンバーグは肉の粒ひとつひとつにまで味がしみこみ、ふんわりとした食感。焼きそばのあんのコクがたまらない。これはカップヌードルのスープの味がきいているせいだろう。
・具材はされている状態なので調理が楽
カップヌードルの具材はお湯を入れて3分で食べられるようになっている、すなわち、しっかりと下ごしらえされている状態だ。エビの殻を剥く手間も背綿を取る必要もなければ、肉の火が通ってないかも、と心配する必要もないのだ。調理時間が大幅に短縮できるのである。
生の具材と比べても何の遜色もないフリーズドライの具材たち。いつものカップヌードルに食べ飽きたらこんなアレンジをしてみるのも悪くないぞ。
Report : 沢井メグ
Produce:Kuzo.
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▼日清のカップヌードル
▼カップヌードル15個でエビ136グラム、ものによってエビの量に差があったようだ
▼チャーシューは71グラム
▼そしてこちらがカップヌードルのエビで作ったエビチリだ!
▼ハオチィィィ!!(うめえええええ!!)
▼チャーシューで作った中華風ハンバーグ
▼これが元カップヌードルの具だったとは……
▼中華風あんかけ焼きそば
▼カップヌードルのスープがウマミの秘密である