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ネット上で公開されている「Q&A」が、現在注目を集めている。

そのQ&Aとは、不登校・引きこもりの総合教育を支援している「CARPE・FIDEM(カルぺ・フィデム)」が公開している引きこもりに関するQ&Aである。そこには以下のような相談問答集が記されており、多くのネットユーザーの関心を集めている。

【引きこもりQ&A】(抜粋)
Q16:「詰む」の基準ってありますか?
A16:大体、何もしないまま30歳を過ぎると、まともな仕事の受け入れ先が消滅するので、9割方詰みます。20代の間にどれだけ行動したかで、大体が決まります。

Q17:家庭内暴力はやはり異常なことでしょうか?
A17:引きこもりでなくとも、思春期は何かと葛藤がある時期ですから、10代等、思春期のものは極端に構える必要はないでしょう。但し、「やられるがまま」などというのは論外です。

Q18:年齢的には、どれ位以上が問題なのでしょうか?
A18:現場感覚的には、30前後になっても暴力沙汰を犯しているのは、流石に成長が遅過ぎです。25歳以上の家庭内暴力は、それなりに異状と見てよいです。

Q19:子供が40歳等の中年になるまで、何もせず引きこもっていた場合どうなるのですか?
A19:どうにもなりません。

Q20:どうにもならないとは?
A20:そのままの意味で、「社会に出るルートが完全に閉ざされる」ということです。残念ですが、各家庭の優劣が表面化しただけのことです。
(不登校・引きこもり相談問答集7より引用)

この中年引きこもりに関する相談問答に、ネットユーザーたちは次のような反応を見せている。

【ネットユーザーの声】
「くそわろたwww」
「だよな。うん」
「現実を突きつけてるな……」
「正論すぎwwwww」
「なまじ期待持たせるより優しいわ…w」
「支援する気ないだろ」
「こんなこと言われて悔しいと思うならまだ見込みアリ!今すぐ職探しに行きましょう」
「これネタか?」
「この引きこもり支援会社のQAコーナー興味深い。凄く直球でわかりやすい」
「現実をまざまざと目の前に叩きつけてる感じが素敵」
「本来はこういうことを解決していくのが社会のはずなのに、そういう機能が無いんだよな…日本には」
「危機感持ってもらわないと、って意図なんだろうな」
「どうにもなりませんワロタwwwワロタ……」

上記のコメントにもあるように、このQ&Aを見て「CARPE・FIDEMは、引きこもりを支援する気がないのでは?」と声を上げているネットユーザーもいるようだ。しかしCARPE・FIDEMが、相談問答集ページで紹介している意見全体を見てみると、本気で引きこもり支援を考えているのがよく伝わってくる。

一般的に、引きこもりの原因や解決は簡単なものではないと言われている。一体どうすればよいのか、この機会に考えてみてはどうだろうか。

参照元:CARPE・FIDEM「不登校・引きこもり相談問答集7」