行われる麻薬・覚せい剤の密輸手口の巧妙化が止まらない。また、驚くべき手口が発覚したそうだ。
スペインの空港で入国審査中に挙動不審な女が発見されたそうだ。別室で検査を行ったところ、彼女の胸部もなんだか不自然。調べたところ、女は豊胸用のシリコンバッグのようにコカインを胸部に埋め込んでいたのである。
先日、バルセロナ空港にコロンビアの首都ボゴタからの飛行機が到着した。乗客は飛行機を下り入国審査へ。すると、そこに1人の挙動不審な女性がいたそうだ。
何やら様子がおかしい。職員を女性を別室に連れてゆき、服を脱がせて再検査を行ったそうだ。服を脱ぐと、女性は胸部に包帯を巻いていた。さらにその包帯にはぺっとりと血がついていたのである。
これは明らかに不審なおっぱいだ。女性は「豊胸手術をしたばかりなんです」と答えていたが、包帯を外してみると……おっぱいにはパックリとあいた傷口があり、その中に白い粉が入った袋が詰め込まれているのが目視できた。
女性は病院に搬送され、すぐに粉が入った袋は除去されたそうだ。そして、成分検査の結果、粉はコカインであることが判明。重さにして約1.4キロにもなったという。
入国審査時に、空港職員が乗客のおっぱいを触るなんてことはまず考えられない。仮に触られたとしても、おっぱいの肉の中に詰め込んでいるのなら、触った感触だけではわからないかもしれない。そこを隠れ蓑とした手口なのだろう。
それにしても押収されたコカイン袋が濡れているのが生々しい。ちなみに今回逮捕された女性は、密輸の主犯格なのか運び屋なのかはまだ不明であるようだ。
参照元:EL MUNDO(スペイン語)
▼押収されたコカイン、とても生々しい