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暦のうえでは師走(しわす)。日増しに冷え込みも厳しくなり、震え上がるような思いをする日も少なくありません。こう寒いと、温かいものを食べたくなるはず。そこでご紹介したいのが、東京・池袋のど真ん中にあるのに、あまり知られていないうどんの名店です。ここは、温かいうどんを食べるのに最高の環境です。

なぜならこのうどん店『かるかや』は、西武池袋本店の屋上にあり、吹きさらしの風が猛烈に吹いているのです。クソ寒い屋外で食べるアツアツのうどんは最高においしい! しかも都内ではあまり食べることのできない、本場讃岐の味を忠実に再現しているのです。ウマすぎて二杯も食っちまった。

・地元馴染みの人でもあまり知らない
実はこのお店の存在は、地元の人でもあまり知られていないようです。生まれも育ちも豊島区で、西武線を利用しているとある男性は、「え? 西武の屋上にうどん屋なんかあった?」と驚いています。池袋に馴染みのある人でも、利用したことがないほどの穴場店です。

・寒すぎて誰も屋上に出ようとしない
お店の階下には、飲食店街「ダイニングパーク池袋」があります。このフロアには和洋食・中華などあらゆるジャンルの飲食店が集まっているため、わざわざ屋上に出ようという人は少ないのです。まさかそのすぐうえに、おいしいうどんが待ち構えているとは、誰も予想しないようです。

・デパート屋上なのに本場の手打ち
『かるかや』のうどんは、地下にある生鮮食料品コーナーで手打ちした麺を使用しています。デパートの屋上の飲食店というと、いかにも「間に合わせ」で作られたような、味気ないうどんを連想してしまいます。しかしここのは、職人の手作りです。

・太さがマチマチなのは手打ちの証
実際に食べてみたところ、麺はしっかりとコシがあり、もっちりとした食感を楽しむことができます。一つひとつ手打ちで仕上げているからこそ出る、モチモチの歯ごたえが堪らない! 絶妙な塩加減で、食べていてまったく飽きることがありません。ユニークなのが麺の太さです。職人さんによって多少バラつきがあるようで、時々極太麺に遭遇すると、「当たり」が出たみたいでうれしくなります。

ここのうどんは、他のお店に比べて量が多いのですが、記者(私)は思わず二杯も食べてしまいました。うどんがおいしいのはもちろん、うどんを食べるのに最高の環境です。飛び切り寒い日に、アツ~いうどんで体を暖めましょう。

■店舗情報 かるかや
住所 東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店 屋上
営業時間 10:00~17:30(10月1日~5月31日) 10:00~18:30 (6月1日~9月30日)
定休日 不定休(西武に準ずる)

レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24

▼ こちらは釜揚げうどん400円karukaya2

▼ 手打ちの麺は地下の食品売り場で毎日手作りkarukaya3

▼ あっさりしたしょうゆ出汁につけて頂きますkarukaya4

▼ たまに極太麺に遭遇karukaya5

▼ こちらはスタミナうどん500円。山菜がアクセントkarukaya6

▼ 屋上の一角に、ひっそりとお店はありますkarukaya7

▼ 吹きさらしの風が吹く屋上でうどんをフーフーkarukaya8

東京都豊島区南池袋1-28-1