排泄に代表されるの生理現象は、性別も民族もお金持ちも貧乏人も誰でも等しく訪れるものだ。決して悪いことではない。しかし、それがときに悲劇を引き起こすことがある。

4人の男が麻雀に興じていたそうだ。そのうち1人が強烈なオナラをした。しかも連続で。それを引き金に乱闘が起き、ついには裁判沙汰にまで発展してしまったオナラのために友情が崩壊してしまったのである。

先日、台湾の高雄市でタクシードライバー仲間4名が会社で楽しく賭け麻雀に興じていたそうだ。そのうちの1人柯(か)さんが一発のオナラをした。なかなか強烈なニオイ。仲間は「もう屁はするな!」と口々に言ったそうだ。

そうこうしている間にマージャンは柯さんが勝ったそうだ。賭けた金を回収している際、彼は祝砲を撃つかのごとく特大のオナラを放ったのである。さきほどとは比べ物にならないニオイだ。一部ではその後もオナラを連発したと伝えられている。

他の3人は負けて面白くないところに、この香り。精神的にも肉体的にも苦痛を味わったことだろう。不快感が募った仲間は「貴様~ッ」と柯さんを口汚い言葉でなじった。ひとしきり罵り合ったあと柯さんは「もう帰る!」と会社を後にしようとした。

すると仲間の1人は「この野郎ッ! 勝って屁をして逃げる気か!?」と殴りかかったのである。柯さんも応戦した。結果、柯さんは顔にケガ。警察沙汰にもなり、さらに柯さんは殴った相手を提訴までしているそうだ。

もう4人は共にマージャンをすることはないかもしれない。数発のオナラが巻き起こしてしまった悲しい出来事である。なお、この件について麻雀の専門家は「対局中は相手を“不快”にさせることはよくないですねぇ」と話しているとのことである。

(文=沢井メグ)
参照元:Youtube DogaNews (NEXT MEDIA ANIMATION)大公網(中国語)