中国重慶市で行われたミス・インターナショナル地区予選の優勝者たちが「あまりにもブサイクだ」と非難を浴びている。この件は先日ロケットニュース24でもお伝えしたが、審査員を務めたという人物が「あるところから圧力がかかった」と八百長を暴露する騒ぎとなった。
当初、ミス・インターナショナルの中国本部は「審査は公正に行われた」と真っ向から反論。だが、7月18日になって突如、ミス・インターナショナル重慶予選を再度行うと発表したのである。
発表によると、今回は「やり直し」ではなく2回目の開催だ。主催者側は「代表枠の増設」と表現している。先の予選は先の予選結果として、今回はまた別に1からコンテストを開催するというのである。現在、スポンサーを募っているという。
中国のミス・インターナショナル地区予選では1~3位までが中国代表大会への参加資格が得られる。2度目のコンテストでは、“ブサイクすぎるトップ3たち”の代表大会への参加権は取り消さず、新たにもう3名の重慶代表が誕生する。つまり、今年のミス・インターナショナル重慶代表は6名となるのである。
この決定についてネット上では「やっと真の重慶美人が選ばれる」と歓迎する声がある一方で、「先に選ばれた3人は不利になるのでは?」「“ブサイク報道”で有名になったから逆に有利かも」「というか公開処刑だな」と、中国代表大会の公平性を憂慮する声も上がっている。
「美的感覚は人によって違う」「彼女らは美女の国際的条件を満たしている」と強気の発表したばかりだ。なぜ今になって異例の2回目のコンテスト開催なのか。中国メディアによると満足な回答は得られていないという。
地区予選の再開催決定は、市民の声を反映させた点で評価されるのかもしれない。しかし、先の大会で選ばれながら「ブサイク」と叩かれ、挙句、再度コンテストを開催とは。3名は間接的に大会委員会にも「ブサイク」の烙印を押されてしまった形である。八百長情報はまだ事実確認がされていないそうだ。もし、彼女らが潔白だったら……そう考えると少しいたたまれない。
参照元:大洋網、南報網、CK101(中国語)
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▼左より、準グランプリ、グランプリ、3位だ
▼3位ながらも注目度は彼女がナンバーワンである