約14年前、日本中を震撼させたホラー映画『リング』。その作品のなかで特に印象的だったのが、やはり貞子。多くの人の頭に、その長い髪、白い服、そして怨念(おんねん)に満ちた恐ろしい目が鮮明に焼き付いていることだろう。

そんな恐怖のシンボル・貞子が、映画『貞子3D』でなんと復活するという。それも今度は3D映画というから、本当にスクリーンから飛び出してくる感覚なのだろう。

だがここでひとつ気になったことがあった。それは『貞子3D』公式サイトに書いてあったこの文章である。

「呪いのビデオ」は「呪いの動画」となり、ネット社会となった現在、貞子はどこからも這い出す術を身に付けた。テレビから、スマホから、パソコンから、街頭ビジョンから、あらゆる所から飛び出し、襲いかかる。クラウド内を自由に移動できる貞子から、もう逃げる術はない! (以上、映画『貞子3D』公式サイトより引用)

そう、今度は「呪いのビデオ」ではなく「呪いの動画」から貞子が出てくるようなのだ! まさに日本の今を反映した映画となっている。

それでは、昨日3月29日に公開されたばかりの映画『貞子3D』の予告編を見て頂こう。きっと14年前のあの貞子の恐怖がよみがえり、そして復活する貞子への、また新たな恐怖を感じることになるだろう。

(文=田代大一朗

参照元:映画『貞子3D』公式サイト, YouTube/sadako3d

▼こちらがその予告編