「どのくらい恋人いないの?」、「前の相手(恋人)と別れてからどれくらい?」、よく耳にする月並みな質問なのだが、意中の相手にこれを尋ねるときには、回答に十分に注意して欲しい。軽い質問だが、相手の回答によっては、その人の見方を考え直さなければいけない場合もある。

というのも、恋人いない暦を詐称する人がいるからだ。たとえば、先月彼女と別れたという男性が「1年いないんだよね~」と言っているかもしれない。また、3年いないのに「先月別れたばかり」と偽っているかもしれない。詐称期間に関係なく、ウソをいう相手には注意だ。

いない暦詐称には2つのパターンがある。それぞれについて詳しくお伝えしよう。

・ いない暦を長く言うパターン

本当は最近相手と別れたのに、いない期間を短く言う人物は、自分の「寂しさ」を過剰にPRしている。仮に1カ月前に別れたはずの男性が「1年いない」と言った場合、彼の寂しさは1年に相当すると言いたい訳である。したがって、その隙間を埋めるように、早く相手が欲しいと考えているかもしれない。
 
・ いない暦を短く言うパターン

長らく相手がいないのに、最近別れたという人物は、いない期間を明らかにすることをリスクと捉えている。たとえば3年相手がいない男性が、「1年いない」と言った場合、差し引いた2年間は自分の力量不足と感じている可能性がある。したがって、そのブランクを恥じているかもしれない。
 
では、これらパターンを見抜くために、どのようにしたら良いのか? いない暦詐称にあわないための対策をお伝えしよう。
 
■ いない暦詐称対策

1. 相手の情報を片っ端から洗う
相手がTwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーキングサービスを利用しているなら、その履歴を片っ端から洗うと良い。どこかで自分の恋愛状況や気持ちを吐露している可能性がある。また、率直に「別れたなう」と言っているかもしれない。漏れのないように情報をチェックしよう。
 
2. 周りに聞き込む
「事件は現場で起きている」という名言があるが、相手を取り巻く環境(現場)を徹底的に当たる。出来れば本人に「いない暦」を聞く前に、聞き込みを完了しているのが望ましい。裏取りは何事においても重要だ。
 
3. 「ウソだ~」と言って相手の感情を揺さぶる
期間に関係なく、まずは相手の回答を疑って揺さぶりをかける。何を言われて「ウソだ~」と言って反応を見るのである。そこで「ホントホント(笑)」と茶化されたら注意。笑ってごまかそうとしている証である。

もしも「ホントだよ(怒)」と、真剣になったら「いない暦」が本当の可能性がある。そういうときはからかったことを素直に詫びて、参考にすると良いだろう。
 
いずれにしても、いない暦詐称には十分にお気をつけ頂きたい。恋人のいない期間など、取るに足らないことではあるが、そのささやかなことを偽る相手には用心したいものだ。

(文=褌シメタロウ)
イラスト:ロケットニュース24