正直、もう言い逃れできないレベルにまで達しつつある。何のことかと言うと、記者(私)のオデコの生え際ラインである。昔からオデコは広かったが、もはや「昔からオデコが広くて……」という言い訳が通用しない進行具合なのである。

特にサイドの生え際の攻められっぷりは激ヤバレベルで、いつセンタリングされてもおかしくない状況。もしもセンタリングを許してしまったら、前頭部に関してはツルッパゲな東国原前宮崎県知事状態になることは必至。絶対に中央部への進行を許してはならない。絶対に……!!

ということで、東国原前宮崎県知事が広告キャラクターに就任したことでも話題になった、貼るタイプのカツラこと、プロピアの『ヘアコンタクト』を試してみることにしたぞ!

・なぜヅラがバレるのか?その謎が今明らかに!
まずはプロピアの『ヘアコンタクト』について簡単に説明しておこう。誕生したのは8年前。ツルッパゲの頭に髪の束をペタリと貼り付け、グイグイ引っ張っても大丈夫!……的なCMを覚えている人も多いだろう。登場以来、着々と進化を遂げ、現在のフィルムは0.03ミリとメッチャ薄い。

使用可能期間は、タイプにもよるが基本的に約2週間(短期間用、長期間用もある)。人間の髪の毛は1カ月で約1センチ、2週間だと約5ミリ伸びるので、このタイミングでカットするなりヘアスタイルを変えるなり、自然な感じで髪型を変えることができるのである。

ちなみに一般的な「かぶるタイプ」のカツラの使用期間は約2年間。さすがに2年間も使い続けているとボロボロになるうえ、「まったく髪型が変わらない」という奇怪現象も発生し、『どう見てもヅラ状態』に。つまりすぐにバレるわけである。

・アッという間にデコが狭くなっちまった!
さてさて、今回の目的である『ヘアコンタクト』であるが、これが驚くほどにアッサリ簡単でビックリ仰天。まずはスタッフさんがシャンプーをしてくれて、その後、記者(私)用にカスタマイズされた『ヘアコンタクト』をペタリと額に貼り付ける。まるでシール。そんでもって、自然な感じでなじむようにチョイチョイとカット。たったこれだけだ。

そして鏡を見てみると……なんと! 生まれて初めて目の当たりにするオデコの狭い記者(オレ)! なんというワイルドさ! デコが広い記者(オレ)のことを知らない人なら、「昔からオデコが狭くて……」で通用するレベルの自然さである。ついでに口ひげタイプも付けてみたが、これまた自然で楽チンのイメチェン。

なお、今回は撮影後に『ヘアコンタクト』を剥がしてみたのだが、これがけっこうすごい接着力。専用の剥離剤を使っても、なかなか剥がれない強力さ。ゆっくりジックリ……結果的には無事に剥がし終えたのだが、鏡に映っていたのはいつものデコの広い私であった。少しだけ、寂しく思えた。

参考リンク:プロピア

Photo:rocketnews24.

▼シャンプーもセットも、このような個室でおこなう。

▼広すぎるおでこ。さらに気の毒ながら最前線は後退しつつあるという。

▼型取りのようなことをしている。なんという油ギッシュ。

▼シャンプー。というか、危険なのはオデコだけじゃない気がするのだが……

▼『ヘアコンタクト』キター! シールのように貼り付けるぞ!

▼美川憲一みたいな髪型になった!

▼ワックスつけて……自然やん!