本日29日に行われたソフトバンクの新商品発表会。様々な年代・用途に合わせたスマートフォンが発表されたが、日本独自の進化を遂げた携帯電話「ガラパゴス・ケータイ(以下ガラケー)」の発表は1機種のみ。しかも、従来より販売されていたシリーズ1機種のみだった。
ドコモに続き、ソフトバンクも事実上ガラケーの販売をほぼ終了する形だ。
今回、発表されたのはスマートフォン11機種を含む15機種。スマートフォン以外の機種ではセキュリティシステム「みまもりホームセキュリティ」など携帯電話とは異なるサービスの端末も含まれ、従来型の携帯電話は「Pantone (パントーン)4」1機種のみとなり、完全新作は発表されなかった。
これに対しネットユーザーは
「ガラケーならぬガラスマ」
「ガラスマの時代突入!」
「なくなるのマジで!?」
「親が使えない気がする」
「女子高生向けケータイをスマホにする理由がわからん」
となどとコメント。iPhone上陸の請負人であったソフトバンクの「ガラスマ」展開に困惑しているようだ。
なお、Android端末の展開については、孫社長は「Androidもこなれきて、ワンセグ、赤外線、おサイフケータイ機能など、従来の日本の携帯電話の機能としてなじみのあったものが、載せられるようになった」、またモバイルインターネットの時代、多く人が用途に合わせてスマートフォンを持つ時代になったためとしている。
早くからガラケーからスマートフォンへの戦略的移行は考えられていたそうだ。
ちなみに、SIMロック解除については、孫社長によると解除機の販売台数、また他社の状況から見て今のところ需要がないと認識しているそうだ。需要さえあれば対応機種を増やすとのことであるが……日本の携帯電話のガラパゴス状態はまだ続くのだろうか。
参照元:USTREAM ソフトバンク新商品発表会