iPhone5発売直前、世界中が浮き足立っているなか、本日29日約1年ぶりにソフトバンクの新商品発表会が行われた。このタイミングということは、やはりiPhone5の発売日についても発表があるのだろうか? 注目が集まるなか、壇上では淡々と新機種が発表。ついにiPhone5について言及されることはなかった。

以下がその詳細である。

今回の発表で孫社長は「ソフトバンクの通信強化」を強調。スマートフォンの普及により孫社長がかねてより主張していた「モバイルインターネットの時代」に、ついに突入したとしている。

基地局を16万局に増加、また1兆円の設備投資の発表と同時に、スマートフォン11機種を含む15機種発表されたが、iPhone5について具体的なコメントはなかった。
 
それに対し、ネットユーザーの反応は

「孫さん、元気ねえな」
「孫さん、疲れてるのかな?」
「覇気がない」
「HTCの機種なし」
「WiMax対応機種なしか」
「(10代女性をターゲットにした機種について)10代の女性のスマフォとかもったいない」
「あえて10代とか」
「茶番始まった」
「ファッションショーかよ」
「iPhone以外全部ゴミなのに発表会開かなくていいよ」
「iPhone押しが弱くなったのは確実だな」
「ガラスマか……」

など、肩透かしを食らった様相だ。
 
今回唯一前向きな内容としては、来年2月発売予定の「Softbank4G」の発表ではないだろうか。これは下り110Mbpsという高速通信を実現するもので、11月1日からテスト導入を予定。2012年中には全国政令指定都市の99パーセントをカバーしていきたいとのことである。

ただし、料金プランについては「他社と競合できるレベルのものにしていきたい」と述べるのみにとどまった。高速通信としては期待が持てるものの、果たして利用にいくらかかるのかは疑問が残った形だ。

米・アップルからは来週中にiPhone5の発表があるのではないかと思われる。日本でもauが発売を発表したばかり。孫社長率いるソフトバンクははどう打って出るのか。今後の動向に注目したい。

写真:ロケットニュース24