店頭でチラシを配ったり、目立つ看板を出してみたり……小売店は消費者の心をつかむためにいつも必死だ。台湾にも色々と工夫をこらし商売にいそしむ男性がいる。彼が選んだ方法とは女装すること。衣装はセーラー服、しかも超ミニミニなスカートである。

「セーラー服じいちゃん」として有名なのは、台湾の露天商の男性・葉(よう)さん。おん年70才だ。

この日も二段フリルの透け感のあるスカートに、白地に赤いスカーフのセーラー服で営業中。バラ模様のタイツに8センチはありそうなハイヒールを合わせる等オシャレに余念がない。

葉さんによると、セーラー服で営業するようになってから売り上げは35パーセントもアップしたそうだ。お客さんからも「面白い」「可愛い」と大評判である。

着こなしバッチリの葉さんだが、決して普段から女装をしている訳ではない。店を開く直前まではセーラー服には着替えないらしい。セーラー服については「本当はこんな格好はしたくないが、商売のためだ」とのことである。

しかし、いざお客さんの前に立つと、バッグを女子高生風に持ってみたり「『おばさん』なんて呼んだら領収書は書かないよ!」と冗談を言うなど結構楽しそうだ。女装だけでなく、このノリの良さも売り上げ好調の秘密なのかもしれない。

参照元:Youku (中国語)