華やかな形に豊富なカラーバリエーションのガーベラ。花束を作るときはいつも主役級の花である。切花として圧倒的な人気があるが、鉢植えを購入することもできる。早速鉢で育ててみたところ、本来1本の茎に1つの花であるところ、1本の茎から2つのお花がくっついた状態で咲いていた。めっちゃカワイイけど、これは一体どういうこと?
複数の花や茎がくっついた状態で成長する現象は「帯化(たいか)」もしくは「石化」と呼ばれる現象だ。ガーベラやタンポポに代表されるキク科の植物に比較的多く見られるものである。
一種の突然変異であり病気ではないらしい。原因については一概には言えないらしいが、遺伝子の変異や細胞分裂の過程で成長点が虫などに傷をつけられたためではないかと言われている。ちなみにこのガーベラは瀬戸内海ののどかな田舎町で、ごく普通に育てられたものである。
うつる病気ではないということで一安心。なお帯化は同じ株で起こりやすいそうだ。来年もまたガーベラの双子ちゃんが見られるかもしれない。
写真:ロケットニュース24
参照元: 草木図譜
▼裏側、1本の茎から2つの花が咲いている