日本最大のコンピュータエンターテイメントの総合展示会「東京ゲームショウ2011」(TGS2011)は閉幕した。今年は日本の内外のメーカー193社が参加し、過去最高の22万人の来場者を動員。新機種・新タイトルが続々と発表され、一度触れてみようという来場者の長蛇の列が各ブースにできた。
大手ゲームメーカーと並んで、今年初のブース出展したソーシャルネットワーキングサービス「GREE」は、初参戦とは思えないほどの勢いで、会場を圧倒したのである。他のブースをしのぐほどの広いスペースに大勢の美人コンパニオンを投入し、来場者の視線を釘付けにしたのだ。ブースを彩ったコンパニオンの数は100名以上。ゲームショウでの存在感を強烈に印象付けたのである。
初出展にして最大級のブースを構えた同社は、スマートフォン端末でプレイできるタイトルを多数用意していた。しかも、この会場でしか手に入らないゲームアイテムのカードを、来場者に配布した。大勢のコンパニオンをブースに配して、来場者にもれなく訴えかけようという意志が、ひしひしと伝わってきたのだ。
ゲームメーカーとしては新参企業だが、存在感はすでに業界の先輩企業を圧倒している。ゲーム不況が叫ばれるなかにあって、ソーシャルゲームは確実に成長している様子がうかがえる。
とにかく多くのコンパニオンがいたのだが、イベント終了時に退場する彼女らの様子を撮影し、その数を確認したところ、全部で93名のコンパニオンがいた。このほかにステージでゲームキャラクターのコスプレをしていた者もいる。少なく見積もっても100名は確実にいたのである。
TGS2011の初日(2011年9月15日ビジネスデー)、インターネット上では同社ブースは閑散としているとの指摘があった。初日はたしかに閑散としているタイミングがあったのかもしれないが、同社は今回のイベントで総じて、ゲームメーカーの一角に加わったことを、確実にアピールできたのではないだろうか。
写真=Rocketnews24
▼ GREEコンパニオンの退場の様子。列が延々終わらない