北海道登別市にある登別温泉。ここは、北海道屈指の温泉地で、また、多種類の温泉が湧出していることから「温泉のデパート」とも呼ばれる。ガスと高温の温泉が湧き出す「地獄谷」、大正時代にできたとされる湯沼「大正地獄」、巨大な湯沼「大湯沼」などなど、このエリアは見どころがいっぱいだ。

そして、必ずチェックすべきは、「大湯沼天然足湯」。なんと、ココでは、天然温泉が流れる川で足湯が出来てしまう。今まで、私(記者)は日本各地の温泉地に足を運んできたが、天然温泉が流れる川を見たことはない。

ということで早速、取材班は、実際に足を運んでみた。

近くの駐車場に車を止め、足場の悪い山道を歩くこと約20分。灰色っぽい色の温泉が流れる「大湯沼天然足湯」に到着する。この日は、土曜日だったため、多くの観光客が既に気持ちよさそうに足湯をしている。そして、私も早速足湯を開始。おっと、意外と熱く、川の底のジャリが痛い。しかし、絶妙なサイズの石は足裏を刺激してくれる。これが、本来の足つぼマッサージなのか。

数分、お湯に浸かり、今度は少し上流へ。すると、川の深さは50センチ以上にもなっており、まくり上げたズボンが濡れてしまう。この深さであれば、普通に入浴できてしまうのではないか、そう思ってしまったほどだ。しかしながら、突発的に熱い温泉も流れてくることもあるので、やはり足湯が無難なのだろう。

結局、一時間ほど足湯を楽しみその場を後にしたが、ぽっかぽっかの状態は、3時間も続いた。さすが、天然温泉100%。遥々東京から来た甲斐があったというものだ。

現在は、観光シーズンのため、多くの人で賑わう、この天然足湯。広大な自然の中で、100%天然温泉は確実に普段の疲れを癒してくれる。

写真:rocketnews24