車を降りずして食事をオーダーできるドライブスルー。気軽に立ち寄れて非常に便利なものである。ところが先日、マクドナルドのドライブスルーで門前払いをくらった人、いや馬がいた。
イギリスの街「ダービーシャー」で、デビー・マーデンさん(42)が愛馬の引くカートに乗ってマクドナルドのドライブスルーに乗り付けたところ、店員に利用を断られてしまった。その一部始終を撮影した動画がネットで紹介されている。
カートを引っ張り、パカパカと軽快な足音を響かせるデビーさんの愛馬。指示通りに車道を走り、もちろん信号も守って停止。駐車場に入るとしっかり徐行運転、ドライブスルーへと歩を進め、車の列に行儀よく並ぶ。
ところがデビーさん、「安全上の問題」から店員に利用を拒否されてしまった。手ぶらで店を後にする馬の後ろ姿も、どことなく悲しげである。しかしその後ケンタッキーフライドチキンに立ち寄ったところ、店員のおばちゃん達は「あらまぁ! 馬よ!」と熱狂。何の問題もなく昼食をゲットできた。
「マクドナルドでは危険という理由で断られたけど、一体何が危険なの?」とデビーさん。「馬車お断りなんて標識もなかったし、店舗によって言うことが違うのもおかしい」とマクドナルド本社に抗議した。
同社スポークスマンは「マーデンさんを落胆させたこと、また店舗ごとの対応に相違があった点は遺憾に思います。お客様の安全を最優先に考え、馬車でのご利用はご遠慮いただくようお願い致します」と説明している。愛馬家にとっては残念な話である。
参照元:asylum.co.uk(英文)、Youtube trashandslash