アメリカ時間で4月26日未明、Youtubeでオンデマンドのビデオレンタルサービスがリリースされた。その名も「You tube Store」である。他のオンデマンドサービス同様に、ネット上でビデオを楽しむことができるようだ。

実のところYoutubeは「Youtube Movies」というストリーミング配信のサービスを提供している。こちらは1本2ドル99セント(約244円)前後で映画を視聴することが可能なのだが、有名タイトルが少ない。1年間のサービス運用の間に、数千本にも及ぶライブラリの拡充を図ってきたのだが、ハリウッドの有力スタジオと提携に至っていないのだ。

というのもアップル社のiTunesが、その分野で先行しており、2社が肩を並べるには、まだ時間を必要としている。そんななか、Youtube Storeがアメリカでサービスを開始したのだ。サイトのレイアウトは、Moviesと大きく変わらない。また、提供されている映画の解像度も、480pと決して高いものではない。

正式なリリースは、5月10日に開かれるGoogleの「I/Oカンファレンス」で行われるものと見られている。現在はテスト的に運用を行っているのではないだろうか。Youtubeのビデオレンタルサービス開始に伴い、アマゾン、iTunesなど、他社との競争が激化しそうだ。日本版のリリースも待ち遠しい。

参照元:TNW(英語)