去る、3月16日、Facebookでスターバックス香港公式アカウントから、「3月18日2時間限定チャリティーイベント」の予告がなされた。香港のスターバックス各店で3月18日(金)午後3時~5時の間、商品原価を含んだ全ての売上げを全額、東日本大震災の被災地にを寄付しようというものだ。
この予告は、Facebook、Twitter、ミニブログ等を通じて拡散し、多くの香港市民が参加を呼び大盛況のうちに幕を閉じたそうだ。中にはこのイベントのために2時間以上も並んだ人もいるらしい。
イベントに参加した市民によると、普段は2~3人並んでいるかいないかの店舗に50~70人もの人が列をなし、注文から受け取りまで30分かかったという。30分ならまだいい方で、他の店舗では1時間も2時間も並んだ人もいたらしい。一人で何杯も購入した客もいたそうで、香港からの熱い思いが今にも伝わってくるかのようだ。
午後5時までの開催予定であったが、多くの市民の来店により、予定終了時間をオーバーした店舗も少なくない。ネット上にも「すばらしいイベントをありがとう!」「2時間の間、ドリンクを作り続けた店員さん、じっと並び続けた人達、本当にお疲れ様! 日本ガンバレ!」など温かいコメントで溢れ、「日本のために本当にありがとう」と日本人からのコメントも見受けられる。
だが、開催が平日の日中ということもあり、会社や学校で、参加したくてもできなかった市民も多いそうだ。ネットユーザーからも、「休日にも開催してほしい」「時間を延ばしてほしい」等、第二回のチャリティーイベント開催を望む声も多い。
スターバックス香港公式アカウントでは、以後のイベント開催については何も触れられていない。現在は3月18日のイベントの売上げ額を計上中とのこと。募金箱は引き続き設置されるそうだ。