IT系の仕事をしているガブリエル氏ら5人の仲間たちが作り始めた自家製のエンジン飛行機が、ついに、ついに完成した! 彼らのなかに、航空技術や飛行機設計の経験者は一人もいない。つまり全くの素人集団である。そしてもちろん、「鳥人間コンテスト」用の飛行機ではない。エンジンの付いた、本気のプロペラ飛行機なのだ!

ガブリエル軍団のガレージは単なる庭。作業中のBGMはニワトリの鳴き声だ。

ネットで飛行機の構造について研究すること約半年。74インチのプロペラを回すためには、飛行機用のエンジンではなくトヨタの自動車エンジンが使われた。機体の素材にはアルミをチョイス。5人で手分けしながら溶接したのだという。そして完成した飛行機の重量は約770キログラム。果たして無事に飛べるのか……。

初フライトを来週にひかえたガブリエル団長は

「飛行機を作るなんて想像を超えたバカげた話だと思うけど、男がチャレンジすると言ったらチャレンジするんだ。もしこの飛行機が90センチでも飛んだとしたら、俺たちのチャレンジは成功だ。それが男のロマンなんだぜ」

といった趣旨の発言をしている。熱すぎるハートを持った、ケニアの航空野郎Kチーム。ロマンを持った男たちの顔は、サバンナの夕日よりも美しい。

(文=GO
Screenshot youtube.com.by kenyacitizentv.
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