ここ最近、店内産野菜をウリにしたレストランが注目を集めています。ファストフードチェーン『サブウェイ』でも、店内で栽培した無農薬のフリルアイス(レタスの一種)を使ったサンドイッチやラップが食べられる『サブウェイ野菜ラボ丸ビル店』が7月半ばにオープンしました。ファストフード店が店内で野菜を栽培するというのは「短時間で作れる、または短時間で食べられる手軽な食品」というファストフードの概念とはちょっと違うような気がしますが、エコブームにのったファストフードがこれからの時代をリードするかもしれないし、何より店内での栽培方法が非常に気になる!ということで、早速ロケットニュース24の辛口覆面調査隊が調査へ行って来ました。

記者が訪れたのは木曜日の午後。もう14時だというのに、店内はほぼ満員状態です。外観は通常のサブウェイよりもエコを意識した感じで、店内中央で水栽培中のレタスがしっかり見えるのが面白いところ。「ラボ(実験室という意味)」というだけあり、店内は実験室のような雰囲気です。こちらで栽培しているレタスは『フリルアイス』という先がピンとしていてフリルのようになっているタイプのレタスで、スーパーでよく目にする白っぽい球形の玉レタスや、サニーレタスを含むリーフタイプのものとは異なります。『フリルアイス』の食感はパリパリとしていて、味はレタス特有の苦味や青臭さが少なく、自己主張しすぎないのが特徴です。

レタスひとつとっても、さまざまな種類があるのがおもしろいですよね。ちなみに通常の『サブウェイ』ではアイスバーグレタスを細く刻んだものを使用しているので、こちらの店舗で作られたサンドウィッチと通常のサブウェイの店舗で提供されるサンドイッチはレタスの味が異なります。その点も考慮に入れてレタスを味わってみるのも楽しいかもしれません。

同店のレタスを育てるのに使用している光は赤色と青色の人工光だそうで、太陽光は使用していません。店内の植物工場の情報を発信しているウェブサイト『サブウェイ野菜ラボ』によれば、露地栽培の場合と比べて4倍もの速さで成長することもあるのだとか。なんだかとても未来的……。

Part2では超新鮮なフリルアイスを使用したサンドイッチと、契約農家栽培の絶品トマトジュースをレビューします。

<お店の詳細データ>
店名: 『サブウェイ野菜ラボ丸ビル店』
住所:東京都千代田区丸の内2-4-1丸の内ビルディングB1
営業時間:7:00~22:00/日曜・祝日8:00~21:0
定休日: なし
ウェブサイト:http://www.831lab.com

Photo by ロケットニュース24

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