KDDIは2010年5月17日、au携帯電話(ケータイ)の新ラインナップとして、13機種を2010年5月下旬以降、順次発売すると発表した。すでに発表したauのスマートフォン「IS series」の2機種およびau初のデジタルフォトフレーム「PHOTO-U SP01」を除いた10機種のすべてが防水仕様だ。
実は、新しいauケータイが防水であるのは、れっきとした理由がある。同社はケータイ市場への取り組みとして、「ユーザービリティの向上」を掲げており、新端末は、1.プラットフォームの進化、2.基本性能の強化 にこだわった製品となっている。
まず、プラットフォームの進化だが、新CPU向けに最適化したKCP 3.0により、処理速度が大幅にアップし、快適な操作を実現した。一例をあげると、Eメールメニューの起動時間は、従来に比べて約2.3倍にスピードアップしているのだ。
次に基本機能の進化だが、「ボタンの押しやすさ」や「操作のわかりやすさ」など、基本機能へのユーザーの要望は年々高まっており、メールや通話と同様に、カメラ、ワンセグ、防水への要望が高くなっている。「水でこまったことがある?」とのアンケートに対して、78.5%の人がYESと答えていることから、今回、新ラインナップの10機種すべてを防水対応としたわけだ。
発表会のタッチ&トライコーナーでは、小さな噴水を用意して、新モデルをすべて水浸しにしたデモンストレーションを行い、水に強いauケータイをアピールしていた。
海や川での水辺遊びが多い夏。auケータイであれば、うっかり水で濡らしてしまっても、壊してしまう心配はないだろう。
Photo by Rocket News24 Staff / 本誌記者撮影
▼写真:新モデルをすべて水浸しにしたデモンストレーション